特別試験、2日目。
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nti のメンバーは、リタイアしたらどうなるの?」
俺のこの質問にはクロームが答えてくれた。
「……姉妹校の生徒は今、表マフィアランドにいるよ。だから表マフィアランドに戻されるんじゃないかな」
「そっか……じゃあリタイアするフリをして、森のどこかに潜伏するように伝えてくれる? 詳しくは夜の会合で話すからって」
「了解です。すぐに伝えます!」
そう言うと、獄寺君はトイレへと向かって行った。
こっそり連絡するのにトイレはうってつけだよね。
やがて夜になり、皆が眠りに着く頃。
俺達3人はこっそりとテントを抜け出した……
?? 3日目、深夜2時。森のどこか ??
昨日に同じで、森のとある場所に集まった俺とOtto talenti のメンバー達。
全員が揃った後、獄寺君が俺に向かって跪いた。
それに倣い、他の7名も跪いていく。
「……10代目。Otto talenti の全員があなたの前に集合致しました」
そう言うと、獄寺君は立ち上がり再び口を開く。
「Otto talenti 第一席、獄寺隼人です」
「……え? 今日もそれをやるの?」
「あ、いらないっすか? 様式美かと……」
「いいよ。もう皆の事覚えた……」
「……」
話を進めようとすると、カルメンが泣きそうな顔でこちらを見ている事に気がついた。
(……もしかして、あの挨拶をもう一回やりたいのか?)
「……やっぱり今日もしてもらえる?」
「分かりました! じゃあ二席からだ!」
そうして、再び8名全員に名乗らせた。
「むふぅぅ〜♪」
今日は噛まずに言えたカルメン。すごい満足気に笑っている。
「……じゃあ、今日の会合を始めようか」
『はいっ!』
俺が会合の開始を宣言すると、全員が真剣な顔になる。
やっぱり切り替えの早い人達である。
「まず、各クラスの動きは?」
「Aクラスは、島中のスポットを占有に動きました。今日だけで10箇所は新たなスポットを占有したと思います」
「Bクラスは昨日と同じだ。快適に暮らせるように拠点作りと食糧調達を頑張ったぜ」
「Cクラスは、予定通りに夕方にリタイアしました。ただし、龍園だけはリタイアせずに残っています」
……Aクラスはスポット占有を積極的にしているのか。
そして、Cクラス。やっぱり全員でのリタイアはしなかった。
きっと最終的
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