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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
特別試験、2日目。
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こそできるアプローチだ。

 

(情報が揃って作戦を立案する時は、それを念頭において考えないといけないな)

 

 歩きながら1人で考えこんでいたら、いつの間にかAクラスの拠点に到着したようだ。

 

 

 ?? Aクラス、拠点。 洞窟入り口 ??

 

「……ここがAクラスの拠点ね」

「ああ。やっぱり初日に見た場所だったな、沢田」

「うん。あ、入り口に立ってるの、その時の2人じゃない?

「! ……だな。葛城と弥彦とか言う奴らか」

 

 洞窟の入り口で、葛城君と弥彦君が何やら会話をしている。

 

「……行きましょう」

 

 堀北さんに続いて、全員で洞窟の入り口に向かって歩いていく。

 

「! なんだお前らは!」

 

 まぁ当然、入る前に止められてしまった。

 

「洞窟の中を見てみたいだけよ」

「だめだ、ここはAクラスの占有スポットだぞ!」

「見るだけよ、それくらいならルール違反ではないでしょう?」

「ちっ、葛城さん。こいつしつこいですよ!」

 

 一歩も引かない堀北さんに、弥彦君が葛城君に助けを求める。

 

「ふん、入りたければ入ればいい。ただ……」

「……!」

 

 葛城君が口を開くと、森の方から木の棒を持った男子生徒が何人か出てきた。

 

「各クラス、1か所のスポットを占有し、それを最終日まで守り通す、その暗黙の了解を破るのならば……戦争になるぞ」

「……他クラスに対する暴力行為はルール違反よ」

「心配ない。教師陣が見回りをしていないのは確認済みだ。明確な証拠がなければ俺達がやったという証明にはならん」

 

 獄寺君が拳をポキポキとならし始めたので、俺は手で制した。

 

「……わかったわ。ここは引くしかないようね」

「それがいい。お互いに無駄な争いは避けるべきだからな」

 

 結局、俺達はAクラスの拠点を調べる事はできず、拠点に帰る事になってしまった……

 

 ?? Dクラス、拠点。夕方 ??

 

 拠点に戻る頃には、もう夕方になっていた。

 夕飯を食べながら、また獄寺君とクロームと小声で話をする。

 

「……ボス、伊吹はずっと拠点にいたよ」

「そっか……獄寺君、ビアンカから連絡はあった?」

「はい、今日の会話に出てきた人物なら、いつでも模倣可能だそうです」

「わかった。……あ、Cクラスはそろそろリタイアする時間だよね。レオナルドとカルメンに連絡を取りたいな」

「分かりました。なんと伝えるんですか?」

「……Otto tale
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