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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
特別試験、2日目。
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て、もくもくと煙を上げながら行われているバーベキュー大会だった。

 

「……信じられないわね」

「……そうだな」

「……」

「……」

 

 Cクラスの様子に驚いていると、Cクラスの男子が声をかけてきた。

 

「あ、あの。龍園さんがお呼びです……」

「! そう」

「……行くのか?」

「ええ。呼ばれているんだし、この光景の真意を確かめたいもの」

 

 その男子に案内されて向かった先で、1人の男子がビーチチェアに座っていた。

 横には小さなテーブルもあり、焼かれた肉や野菜、飲み物が置かれている。

 

 そして、その男子の座っているチェアの肘掛けには無線機が置かれていた。

 

(須藤君を煽ってたヤツらの1人だな。こいつが龍園君か)

 

 俺達に気づいたのか、龍園君が口を開く。

 

「……こそこそ嗅ぎまわってるのはお前だったか。俺に何か用か?」

 

 威圧的な龍園君に対し堀北さんは毅然とした態度で返した。

 

「随分と羽振りが良いわね。相当豪遊しているようだけど」  

「見ての通りだ。俺達は夏のバカンスって奴を楽しんでるのさ」

「……それがどういうことだかわかっているの? ルールそのものを理解していないんじゃないかと思ったわ……」

 

 龍園君は堀北さんの嫌味を気にせずに返答する。

 

「ルールなら理解しているさ。その上でこの選択をしているんだよ」

「……無能なリーダーだと、クラスメイト達は苦労するわね」

「はっ、苦労? うちのクラスの奴らを見てみろよ、全員バカンスを満喫しているだろ?」

「全員? あなたの横の3人は全然満喫してない様だけれど?」

 

 そう言って、堀北さんは龍園君の横で待機している3人を指さした。

 その3人とは、石崎君・小宮君・近藤君のことだ。

 須藤君に冤罪を着せようとした張本人達だな。

 

「こいつらは、こないだ勝手な行動を取ったからなぁ。罰として2学期が始まるまで俺の召使いをさせてんだよ」

 

 そう言うと、龍園君は堀北さんを睨んだ。

 

「……こいつらは、お前のせいでこんな目に遭ってるってわけだな」

「……自業自得よ」

 

 罪悪感を煽ろうとしたのか、龍園君がそんな事を言ってきたが堀北さんは華麗にスルーした。

 

「ねぇ、こんなに豪遊して、ポイントは残っているの?」

「あ? 残っているわけねぇだろ」

「え? もしかして……すでに300ポイント使い切ったというの?」

「そうだ。……それがどうかしたか?」

「信じられない
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