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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
特別試験、2日目。
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飲み水と栄養食のセットだ。

 

 このセットをクラスで購入した場合、1日に2食として20ポイントかかる。それが6日間で120ポイントになる。

 

 飲み水は川があるので買わなくてもいいのだが、どうしても抵抗感がある人もいるのでいくつかは購入することになる。しかし、あと何食分かを木の実や川魚で補えば、合計120ポイントを合計70〜80ポイントくらいの支出に抑えられる計算だったのだ。

 

 しかし、高円寺君のリタイアにより、目標の120ポイントを残すにはポイントを支出を50ポイントに抑えなければならない。平田君はさすがにそれは厳しいと考えているのだろう。

 

「……まぁ、クラスで団結してなんとかするしかないな」

「そうだね。皆に相談しながらうまくやっていかないとだよね」

 

 平田君はふっきれたように笑い、俺達はテントの方へと戻った。

 

 

 

 ?? Dクラス拠点、朝8時 ??

 

 朝8時になると、全員が起きてテントから出てきた。

 

 平田君の提案で先ずは朝食を食べる事になった。

 食事はそれぞれで好きにする事になり、俺は獄寺君とクロームと食べる事にした。

 

 綾小路君と堀北さんはそれぞれ1人で食べている。

 

「……ボス、昨日の会合の後、伊吹のナップザックを調べた」

「! そっか。何かあった?」

「うん……基本的な荷物は同じなんだけど、デジカメが1つ入っていた」

「デジカメ?」

「そう。……データは何も入ってなかったけどね」

 

 デジカメもポイントで購入できる備品の1つだ。

 クロームのその言葉に、獄寺君が顔をしかめる。

 

「……クラスから追い出されてんのに、そんなものを持ってこれんのか?」

「確かに、そうだよね」

 

 昨日思った通り、伊吹さんは何らかの策略でDクラスの拠点近くにいた可能性が高いな……

 

「……クローム、引き続き見張りをお願い」

「……うん」

 

 朝食を終えた俺は、堀北さんに声をかける事にした。

 

「堀北さん、一緒に他のクラスの偵察に行かない?」

「偵察?」

「うん。今日は特にすることもないし、他のクラスのリーダーの手がかりを掴めるかもしれないよ」

「……そうね、行きましょう」

 

 堀北さんと共に森に入って行こうとすると、綾小路君が話しかけてきた。

 

「……2人でどこに行くんだ?」

「! 綾小路君……」

「他クラスの偵察に行くのよ。……あなたも来る?」

「……そうだな、俺も行こう」

 

 堀北さ
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