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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
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か、無線機を更にカスタムすることは出来る?」

「うん! 出来るよ!」

「そっか。じゃあさ、他の無線機での通信を傍受できるようにカスタムできる?」

「! もちろんだよ! それなら腕時計でも出来るね!」

「え? 本当?」

「うん! あたし達の腕時計には通信機能が付いているでしょ? その機能をちょいといじればできるはずだよ。あ、でもそうなるとドナートの力も借りないとだね」

 

 カルロがドナートの方を見た。

 俺からもお願いをしよう。

 

「ドナート、どう?」

「わかりました。すでに腕時計の解析は済んでますし、Aクラスの拠点には工具もいくつかありましたから、すぐにできるでしょう」

「すごいね、いつの間に解析したの?」

「昼の間暇だったので」

「そ、そっか」

 

 とりあえず、考えついた作戦は実行できそうだな。

 後は何か話しておきたい事は……

 

「あ、そういえばさ。Dクラスの拠点にCクラスの伊吹さんがいるんだけど、何かあった?」

「お、そういえばBクラスの拠点にも金田って言うCクラスの奴がいるぜ?」

「そうなの?」

「おお、なんかCクラスを追い出されたとかでさ、可哀想だからって一ノ瀬が受け入れてたぜ」

「……その金田って人、怪我してなかった?」

「ん? あ〜、確かに顔にアザできてたな」

 

 顔のアザ、Cクラスの生徒。伊吹さんと全く同じだ。

 

 同じタイミングでCクラスの生徒が他クラスに入り込んだなんて……偶然にしては出来すぎてるよな。

 

「その2名なら、龍園に呼び出されて森の中に連れて行かれて、そのまま戻って来なかったよ?」

 

 レオナルドが会話に加わってくる。

 

 2人とも龍園君に呼び出されて、そのまま戻らなかった。

 これはもう、何かない方がおかしいよ。

 きっと目的があって2人はBとDクラスに近づいたんだ。

 

 俺は山本に声をかけた。

 

「……山本、その金田君の事を見張ってもらえる?」

「わかったぜ」

 

 続いてクロームに声をかける。

 

「クローム、伊吹さんの事を見張って欲しい」

「……わかった」

 

(……そうだ、ついでに)

 

 クロームから獄寺君に視線を移す。

 そして獄寺君に声をかけた。

 

「獄寺君、君には綾小路君の事を見張っていてほしい」

「綾小路ですか? 分かりました!」

 

(綾小路君がどんな動きをするのか注意しとかないと、出遅れるかもしれないからな)

 

 とりあえず明日の行動方
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