]世、Otto talenti を集める。
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したぜ。一応テントとかは設置したけど、快適に暮らせるように明日もいろいろ作業する予定だ」
「……なるほど、一之瀬さんの指示かな?」
「ああ。Bクラスはその一之瀬の元で動いている。でも皆すごく楽しそうだし、信頼関係の元に出来上がっている関係らしいな」
「うん。Bクラスは一之瀬さんを中心に団結しているね」
続いてCクラス。Cクラスについてはカルメンさんが答えてくれた。
「Cクラスは……初日で全てのポイントを使い切りました」
「……え?」
信じられない。初日でポイントを使い切る?
試験を放棄したのか?
「な、なんで!?」
「……なんと、明日の夕方まではポイントで豪遊し、明日の夜には全員でリタイアする計画だそうで」
「……まじか」
カルメンの話が事実なら、Cクラスは試験を放棄した事になる。
それも、CPを増やせる良い機会でもあるこの特別試験をだ。
……そんな事するか? わざと殴らせて須藤君を退学させようとまでしたあの龍園君がだぞ。
(……いや、絶対おかしい。きっと何か裏があるんだ)
そう考えた俺は、レオナルドに声をかける。
「レオナルド、君は周囲の観察が得意だろ? 龍園君が1人でどこかに行ったのを見てない?」
俺がそう聞くと、レオナルドはニヤリと笑いながら口を開いた。
「さすがはボスだ。その通りさ。試験が始まってすぐ、龍園とかいう男が1人で森の中に入っていったよ?」
「……やっぱりか。じゃあ、AとBのどっちかで1人で森の中に行った人はいなかった?」
今度はAクラスとBクラスに4人に質問すると、カルロが挙手した。
「はい! 洞窟に移動した後、Aクラスの葛城という男子が無線機を持って1人で森の中に入っていったよ!」
「……そっか」
と言う事は、葛城君と龍園君が会っていた可能性があるな。
無線機で集合場所を決めたのかもしれない。
その時にどんな会話をしたのかが分かれば、龍園君の策略が暴けそうだ。
「……じゃあさ。葛城君が拠点に帰った時に何か変わった所はなかった?」
「ん〜。特に変わってなかったかな?」
そう言って首を傾げるアルロ。
そんな彼女にドナートが助け船を出した。
「何を言っているアルロ。葛城は一枚の紙をポケットに忍ばせていたろう。そしてその紙を自身のナップザックにしまっていたではないか」
「あっ!? そうだったそうだった!」
思い出したのかポンっと手を叩
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