特別試験、開始!
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取らないほど高レベル。暗殺術などを学べば伸び代は計り知れないという事で、Otto talenti に抜擢された。
「……こんな感じかな」
「そっか。ありがとう、クローム」
「……俺も説明できたのに……」
少し落ち込んでいる獄寺君を励ましながら、別の質問を投げかける。
「獄寺君、他の Otto talenti のメンバーとはどうやって連絡を取るの?」
獄寺君は急激に元気を取り戻し、腕にはめた俺達もつけている腕時計を見せてきた。
「これです! Otto talenti の腕時計には通信機能が付けられてるんですよ。で、Dクラス配属の俺が10代目と他のメンバーを繋げる役割を与えられたんです!」
「そ、そうなんだね。わかったよ」
「あ、早速何か指示出してみます?」
「ん〜、そうだなぁ。じゃあ……」
俺は Otto talentiのメンバー全員に、とある命令を出すように獄寺君にお願いした。
「……あ、ボス。あそこじゃない?」
「ん? あ、本当だ」
獄寺君に連絡をお願いしていると、クロームが少し先にある大きめのテントを発見した。
きっとあそこが教師用施設だろう。
獄寺君に連絡しながら待っておいてと伝え、クロームと2名で教師用施設へ向かった。
?? 1日目、昼。教師用施設 ??
「……沢田か。拠点が決まったのか?」
「はい。そうなんです」
「どこだ?」
「森の中の川が流れているスポットです」
茶柱先生はパソコンを操作し、Dクラスの拠点を登録していく。
「川……よし、わかった。ここをDクラスの拠点として登録しておく」
「ありがとうございます。……あと、購入したい備品があるんですけど」
「そうか。どれだ?」
俺は預かってきたマニュアルを見せながら、皆で決めた購入する備品を説明した。
「……よし、分かった。量が多いから何名かで取りに来い」
「分かりました。あ、先生。1つ聞きたい事があるんですが」
クラスの用件ついでに、ルール説明から感じていた疑問を解消しておきたかった。
「なんだ?」
「あの、……」
「……だ」
「わかりました。では」
茶柱先生に一礼して、教師用施設から離れる。
そのまま連絡を取り終えた獄寺君と合流して、Dクラスの拠点へと帰った。
?? 1日目、昼。Dクラス拠点 ??
「あ、おかえり沢田君」
「ただい
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