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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
]世、新たな試練にぶつかる。
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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ   作:コーラを愛する弁当屋さん

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]世、新たな試練にぶつかる。

 

「ボンゴレファミリー育成機関!?」

 

 高度育成高等学校のイタリア姉妹校。その実態はマフィア育成機関だった。

 

「や、山本! お前もそれ分かってて入学したの!? 甲子園で優勝するんだって言ってたのに!」

 

 山本にそう聞くと、山本はいつものように朗らかに笑って答えた。

 

「ん? もちろん知ってたぜ?」

「じゃあなんで!?」

「落ち着けツナ、俺は4月からイタリアの姉妹校に入学した訳じゃないぞ」

「え?」

「最初は甲子園の常連校に推薦で入学したんだ」

「あ! 確かにそう言ってたよな」

 

 そう。中三の夏大で並盛中は全国優勝を果たしていた。その影響でエースで4番の山本は沢山の強豪校からスカウトを受けていたんだ。

 

「だろ? それでよ、入学してすぐの新入部員挨拶でさ『今年の甲子園にエースで4番として出場します!』って言ったんだ」

「うん」

「そしたらさ、そのチームのエースは去年も甲子園を経験してる2年生だったんだけど、その人がブチ切れてさ、1打席勝負しろって突っかかってきたのよ」

「……う、うん」

「それで相手したんだけど。俺、その人の決め球を場外ホームランにしちゃったんだ。しかもそれで終わらずに、その先輩が何回ももう1打席勝負だって言ってきてさ、俺その全てを場外ホームランにしたんだよ」

「そ、そうなんだ(相変わらずすごいな……)」

「何打席目かの勝負が終わった後、先輩は自信喪失したのか項垂れちまってさ。今度はそれにキレたレギュラー陣が投打交代で打者一巡の勝負を挑んできたのさ」

「もしかして……その勝負も?」

「おう! 打者一巡全部三振に取ったぜ」

(なんか先輩達が気の毒になってきたよ……)

 

 強豪校のレギュラーにもう勝っちゃったから、野球はもういいと思ったんだろうか?

 

「でよ、それが原因なのか『お前を野球部には入部させられない』とか監督に言われてさぁ」

「ええ!? なんで!?」

「ん〜。詳しくはわかんないけど、そのチームのエースと4番がさ、学校の広告塔? 的な役割を担ってるらしくてさ、その2人を貶める選手はいらないんだとよ」


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