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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
]世、新たな試練にぶつかる。
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イレについて不満が上がっていた。

 

「絶対無理! ポイントで普通のトイレが買えるんだから、とりあえずトイレは買おうよ!」

「うんうん! 私も無理だよ!」

「ポイントは節約したいけど、さすがにこれはね〜」

 

 不満を言う女子達に、池君、幸村君が反論し始めた。

 

「なんでだよ! トイレくらいこれで我慢しようぜ!」

「その通りだ。ポイントを使う時はクラスの過半数の承認を得てからにしてもらいたい」

「はぁ!? トイレくらいって何よ!」

「そうよ! 別に贅沢しようってんじゃないし、衛生面的にも普通のトイレを買った方がいいでしょ!」

 

 買う派の女子と買わない派の男子での言い合いが始まってしまった。

 

 その様子を見ていた獄寺君がイライラしながら小声で話しかけてきた。

 

「……10代目のクラスメイト、全然まとまりがないじゃないですか」

「あはは……面目ない……」

「俺、ちょっと活入れてきます!」

「え? ち、ちょっと待ってよ、獄寺君!」

 

 俺の静止も意味なく、獄寺君は怒号を上げてしまう。

 

「ゴルァ! てめーら、何仲間内で言い合いしてんだ! 俺達は運命共同体なんだぞ! まとまりをなくしてどんすんだよコラァ! 集団行動の基本は全員の意思を揃えてまとまることだろうが! そんなんでこの試験を乗り切れると思ってんかてめーらは!」

 

 獄寺君の怒号で皆無言になる。俺も無言になってしまった。

 

(てっきり俺の意見に従えとか言うかと思ったのに……普通にいいこと言ってくれたなぁ。……獄寺君も高校で成長して大人になったんだね! あ、でも言い方には気をつけてほしいけど……)

 

 守護者の思いに答えずにして、ボスと言えるわけがない。

 ここは、俺が獄寺君のフォローをしよう!

 

「……獄寺君。そんな言い方じゃ皆怖がっちゃうよ? だけど、言ってる事は正しいと思う。言ってくれてありがとうね、獄寺君」

「! 10代目! とんでもないです! 失礼しましたっ!」

 

 俺に言われて獄寺君が一歩後ずさる。

 

 お互いに悪かったと思っているのか、Dクラスを包む空気が暗くなってしまっている。

 

(俺が空気を戻せたらいいんだけど、こんな時に皆を元気付けられるのは平田君だよな)

 

「平田君!」

「えっ? 何かな、沢田君」

「皆から信頼されてる君を中心に、ポイントの使い方を話し合おうよ。その方が皆納得しやすいと思うんだ」

 

 俺の意見に、クラスメイト達が順々に頷いてくれる。

 

「! うん、わかった
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