]世、新たな試練にぶつかる。
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っす!」
「……私も」
獄寺君と顔が見えない人だった。
……あれ? 今の声、どこかで聞いたような?
俺が聞き覚えのあえる声の正体を思案していると、クラスメイト達がザワザワしはじめた。
「……10代目?」
「なんで10代目?」
「ってかあの人ヤンキーっぽくて怖くない?」
「ヤンキーに10代目って呼ばれる沢田君って何者?」
……しまった。中学時代から呼ばれてるから違和感なかったけど、この高校では知れ渡ってないじゃん!
(ど、どうしよう! どう言い訳しよう)
言い訳を考えていたら、顔が見えない人が口を開いた。
「……私達は中学からの知り合い。昔この人、不良グループのリーダーをしてたんだけど、そのグループが困っている時にボ……その人が助けた事があって、それ以降なぜかその人の事を10代目って呼んでいるの。ただそれだけ」
顔の見えない人の言葉で、なぜか皆納得し始める。
「……なるほど、沢田君ならありえそう」
「沢田っていい奴だしな〜」
(え、今ので納得できちゃうの?)
よく分からないけど、顔の見えない人の言葉で誤魔化す事に成功したらしい。
お礼を言っておこうと思って、俺は小声で声をかけることにした。
「あ、あの……ありがとう」
「いいの、気にしないで。……ボス」
「そっか……ん? ボス? え? まさか君は!?」
俺が顔を隠している人の正体に気づくと、その人はフードを外した。
フードから出てきたのは、紫のナッポーヘアで、右目に眼帯を付けている女の子だった。
そう。ボンゴレ]世の霧の守護者代行、クローム髑髏だ!
「く、クローム!?」
「……久しぶり、ボス」
「う、うん。久しぶり……」
驚いている俺とは対照的に、クロームは平常運転のようだ。
「なんでさっきはいなかったの?」
「あ……獄寺君が、サプライズしようって」
「そうなんですよ! 10代目にサプライズを計画してたんすよ! 驚きました!?」
「う、うん。すごく驚いたよ」
嬉しそうな獄寺君。
相変わらず獄寺君はユニークだなぁ。
「……とにかく、Dクラスに入ってくれるのが2人なのは心強いよ。一緒に頑張ろうね」
「お任せください!」
「……うん、頑張る」
3人で気合を入れていると、茶柱先生が手を叩いて注目を集める。
「注目しろ。各クラスに支給される物品をまとめてお
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