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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
]世、新たな試練にぶつかる。
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うわぁ……行った学校に問題があるよそれ……」

 

 山本に広告塔になってもらえばいいのに……

 絶対にその先輩達の両親がどこかのお偉いさんなんだと思う。

 

「それからな、どこか他の強豪校に転入しようと思ってたらよ。俺の前にコロネロが現れたんだよ」

「コロネロが?」

「おう。『それならイタリアで野球やってみねぇか?』ってよ。姉妹校にも野球チームがあったんだよ」

「あ〜、イタリアの野球リーグとか有名だもんね」

「そうそう。それでさ、俺はその高校を退学してすぐに姉妹校に転入したってわけよ」

 

 ……淡々と話してはいるけど、本当に未練はないのかな?

 

「そ、そっか。山本がそれでいいならいいんだけど……本当に日本の甲子園はいいの?」

「おう! 元々今年の甲子園で優勝したら、すぐに姉妹校に転入する予定だったしな。それが早まっただけだぜ」

「わかったよ。ありがとう山本」

「いいんだって」

 

 山本が気にしてなさそうなんで、俺も気にしない事にしよう。

 元々俺がボンゴレのボスになる事を決めた時に、山本もマフィアになる事を決意してくれてたしな。

 

 山本からリボーンに視線を移して、元の話に戻す事にした。

 

「……で、リボーン。姉妹校との交流って何するんだよ」

「ふふん。安心しろ。マフィアの訓練に参加する訳じゃねぇ。元々姉妹校の奴らは1週間前から実地授業と称してマフィアランドに滞在してる。つまり姉妹校にもお前らと同じように特別試験があんだ。……だから、日本校と交流するのはほんの一部の生徒のみに絞っている」

「……その一部の生徒って?」

「姉妹校は日本校と評価システムが違うんだ。日本校はクラス毎に評価されるが、姉妹校は個人で評価される。クラスは4つあるが、特に成績ごとに分けられているわけじゃねぇ」

 

 クラス毎の評価じゃないのか。

 じゃあクラスのランクアップとかもないのかな?

 

「ふーん、じゃあどう分けてるの?」

「得意分野だ」

「得意分野?」

「そうだ。A〜Bクラスはヒットマンやアサシン等に向いている、戦闘における成績がいい奴らを配属している。Cクラスは情報収集に長けたやつら。いわゆる諜報員、スパイに向いてる奴らだな。そしてDクラス。Dクラスにはどちらに不向きな奴らが配属される」

「え? そんな人達もいんの?」

「いるぞ、たとえばメカニックや武器チューナーとかだな。もしくはボンゴレの関係者に推薦されて入ってくるマフィアとは無関係だった奴らとかな」

「うわぁ……俺ら以外にも無理やり裏世界に引き込まれる人達がいるんだ。……可哀想に」

 

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