]世、バカンスに行く?
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あった。最終日に残っているポイントは、2学期開始時点でCPに変換されるんだ」
CPに変換されるという発言に、池君が瞬時に反応する。
「まじか! じゃあポイントを一切使わなかったら、CPが300ポイント増えて、毎月の小遣いが3万も増えるってことかよ!」
「おお!」
「最高じゃん!」
池君の言葉に須藤君と山内君が反応する。
(ポイントを一切使わないなんて、本当にできるんだろうか?)
頭の中でもう一度ルールを噛み砕いていると、動いていたボートが停止した。
どうやら浜辺に着いたらしい。
「よし、全員島に上陸するぞ」
茶柱先生に促され、全員がボートから降りる。
砂浜に降りた俺達に、茶柱先生は「準備があるからお前達は砂浜で整列しておけ」と言った。
平田君を先頭に、他のクラスが整列している場所に歩き出す。
俺も皆について行こうとすると、なぜか茶柱先生に止められてしまった。
「待て沢田。お前は私についてこい。準備を手伝ってもらう」
「え? あ、わかりました」
「……俺も行きましょうか?」
隣にいた綾小路君もついてこようとするが、茶柱先生は首を横に振った。
「いや、沢田だけでいい。綾小路は他の奴らと待機しておけ」
「……わかりました。沢田、頑張れよ」
「うん」
綾小路君は整列しているDクラスに合流していった。
「……よし、ついてこい」
「はい」
茶柱先生が向かったのは、A~Dクラスのボートの他に一隻だけ停泊している色違いのボートだった。
「ここだ。沢田、試験前にお前に面会人が来ている。話が終わったらクラスに合流しろ」
「え? 手伝いはいいんですか?」
「ああ。あれはお前を連れ出す口実だ」
「……は、はぁ」
茶柱先生に促され、目の前のボートに乗り込む。
するとそこには……迷彩服を来た赤ん坊と女性が立っていた。
「……え?」
「久しぶりだな、ツナ。コラ!」
「元気そうだな、沢田」
「コロネロ! ラル・ミルチ! なんで2人がこの島に!?」
なんと、ボートの中でコロネロとラル・ミルチが待っていたのだ!
「俺達だけじゃないぜ? コラ!」
「え? 他に誰が……って! ええ!?」
コロネロに言われてよくボート内を見てみると、他に2人誰かがいた。
その内の1人は俺の横側で深々とお辞儀をしている。
(
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