]世、バカンスに行く?
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ものの、他の1年生が全員参加できたことをまずは嬉しく思う」
炎天下での先生の話というのは高校生になっても嫌なものである。
「……なげ〜よ」
「早く泳ぎたいんですけど〜」
皆もそれは同じようで、口々に不満をボヤいているようだ。
そんな空気を察したのか、真嶋先生が本題を話始める。
「……ではこれより、本年度最初の特別試験を始める!」
『……え?』
自分たちはバカンスに来ているはずなのに、いきなり試験が始まった。
各クラスから驚きの声が次々と上がっていく。
しかし、真嶋先生はそれを気にも止めず淡々と試験内容を話始めた。
「試験内容はクラスでの共同生活。期間は今より1週間、1週間後の正午に終了とする」
「……え? あの島で寝泊りしないといけないんですか!?」
「遊園地に宿泊施設とかないんですか!?」
Bクラスの女子が真嶋先生に質問した。その質問に真嶋先生は簡潔に答える。
「そうだ。試験中の船への乗船は例外を除き認められない。そして試験中に遊園地の敷地内に入る事はできん。というか入る方法がないからな。……それで、試験についての詳しい説明だが……」
その後、真嶋先生により詳しい試験内容が発表された。
〜特別試験、試験概要〜
@これより1週間、クラス毎に島で集団生活をする
A試験中の寝床、食糧などについては自分達で判断しなければならない
B試験中の行動は自由。海水浴やバーベキュー、キャンプファイヤー等をしてもいい
C試験中は各自試験用の腕時計を装着すること。許可なく外す事は許されない
D試験開始時、クラスごとに試験専用のポイントが300ポイントずつ与えられる
Eポイントでは様々な物を購入できる。ポイントの詳しい説明はマニュアルに記載されている
Fこの試験の結果が今後のクラス査定に影響する事はない
……という7点が説明された。
(要するにポイントを上手く使って、1週間サバイバルしろってことだよな)
説明を終えた真嶋先生は、全体を見回してさらに続けた。
「……それではこれより、クラス毎にボートに乗り込み上陸するぞ」
真嶋先生のその言葉により、各担任の先生の後に続いて客船の下部分にあるボート格納庫に向かった。
ボートはちょうど4つしまわれており、それぞれクラス事にボートに乗り込む。
そして、Aクラスのボートから準々に着水していった。
ボートが島へ向かう間、ボート内
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