暁 〜小説投稿サイト〜
ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
]世、バカンスに行く?
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ものの、他の1年生が全員参加できたことをまずは嬉しく思う」

 

 炎天下での先生の話というのは高校生になっても嫌なものである。

 

「……なげ〜よ」

「早く泳ぎたいんですけど〜」

 

 皆もそれは同じようで、口々に不満をボヤいているようだ。

 

 そんな空気を察したのか、真嶋先生が本題を話始める。

 

「……ではこれより、本年度最初の特別試験を始める!」

『……え?』

 

 自分たちはバカンスに来ているはずなのに、いきなり試験が始まった。

 各クラスから驚きの声が次々と上がっていく。

 

 しかし、真嶋先生はそれを気にも止めず淡々と試験内容を話始めた。

 

「試験内容はクラスでの共同生活。期間は今より1週間、1週間後の正午に終了とする」

「……え? あの島で寝泊りしないといけないんですか!?」

「遊園地に宿泊施設とかないんですか!?」

 

 Bクラスの女子が真嶋先生に質問した。その質問に真嶋先生は簡潔に答える。

 

「そうだ。試験中の船への乗船は例外を除き認められない。そして試験中に遊園地の敷地内に入る事はできん。というか入る方法がないからな。……それで、試験についての詳しい説明だが……」

 

 その後、真嶋先生により詳しい試験内容が発表された。

 

 〜特別試験、試験概要〜

 

@これより1週間、クラス毎に島で集団生活をする

A試験中の寝床、食糧などについては自分達で判断しなければならない

B試験中の行動は自由。海水浴やバーベキュー、キャンプファイヤー等をしてもいい

C試験中は各自試験用の腕時計を装着すること。許可なく外す事は許されない

D試験開始時、クラスごとに試験専用のポイントが300ポイントずつ与えられる

Eポイントでは様々な物を購入できる。ポイントの詳しい説明はマニュアルに記載されている

Fこの試験の結果が今後のクラス査定に影響する事はない

 

 ……という7点が説明された。

 

(要するにポイントを上手く使って、1週間サバイバルしろってことだよな)

 

 説明を終えた真嶋先生は、全体を見回してさらに続けた。

 

「……それではこれより、クラス毎にボートに乗り込み上陸するぞ」

 

 真嶋先生のその言葉により、各担任の先生の後に続いて客船の下部分にあるボート格納庫に向かった。

 

 ボートはちょうど4つしまわれており、それぞれクラス事にボートに乗り込む。

 そして、Aクラスのボートから準々に着水していった。

 

 ボートが島へ向かう間、ボート内
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ