]世、バカンスに行く?
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きものが見える。
そして、半分と言ってもそれぞれがとてつもなく広そうである。
小さめの島が二つくっ付いたんじゃないかってくらいの広大な島だ。
……そうです、マフィアランドにそっくりだったんですよ!
(え? あの島マフィアランドにそっくりだぞ!? え? でも前に行ったマフィアランドは別の場所にあったと思うんだけど……それに、一般の高校生のバカンスでマフィアランドに行くわけないんじゃ?)
自分の考えが間違っているんじゃないかと頑張って思考していると、佐倉さんに声をかけられた。
「さ、沢田君」
「えっ!? ……あ、どうしたの? 佐倉さん」
「あの……この客船と同じ様な客船が、すでに島の前に停まってるみたい」
「え? この船以外に? ……あ、本当だ!」
佐倉さんの言う通り、島の開発されてない所に俺達の乗っている客船と似た客船が停まっていた。
「……私達は全クラスこの船に乗ってるのに、なんでもう一隻停まっているのかなぁ?」
「なんでだろう……どこか他の高校がバカンスに来てるとか?」
「ええ? こんなバカンスに来れるのなんて、国営のウチくらいじゃない?」
「あ、それもそうか……」
この時の俺の予想は当たっていた……
俺の考えとは全く別の形で……
??ざわざわ。
アナウンスを聞いた他のクラスがデッキに出て来た様で、周りが騒がしくなる。
すると、またもアナウンスが鳴り響いた。
『これより、当学校が所有する島に上陸いたします。生徒たちは30分後、全員ジャージに着替えてデッキに集合してください。私物は全て部屋に置いてくるようお願いします。また暫くお手洗いに行けない可能性がありますので、きちんと済ませておいてください』
アナウンスの内容に、皆は様々な反応を示す。
「お、ついにプライベートビーチで泳げんのか!?」
「え〜、私物持ち込み禁止って……学生証端末もってことぉ?」
「部屋で日焼け止めを塗っておかないといけないね〜」
そんな会話をしながら、次々と自分の部屋へと帰っていく。
(……気になるけど、今はわからないか)
一抹の不安を抱えながら、俺も部屋に帰ってジャージに着替える事にした……
?? 30分後 ??
A~Dクラスが全員デッキに集合した。
各担任が全員が揃った事を確認すると、代表してAクラスの担任の真嶋先生が説明をし始めた。
「え〜、2名の欠席はあった
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