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Dクラス、平穏が戻る?
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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ   作:コーラを愛する弁当屋さん

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今回で一区切りつけようとしたら……
1万文字超えてしまいました(≧∀≦)

Dクラス、平穏が戻る?

 

 ?? 堀北鈴音の独白 ??

 

 私は、常に1人で生きて来た。

 その理由は1つ。兄さんの様になる為、兄さんに近づく為。

 

 目的を果たす為に、私は1人で努力を重ねてきた。

 私は兄さんの様に天才じゃない、だから努力は必須。

 

 そして努力し続ける日常に、人間関係は邪魔になる。

 だから私は、常に1人で生きて来た。

 

 そしてその努力が実り、今年の4月に私は兄さんと同じ高度育成高等学校に入学した。

 

 嬉しかった……

 ようやく兄さんと同じ舞台に上がれるんだ。

 そう思うと、これまでの私の人生の全てが肯定された様な気がした。

 

 しかし、配属されたのはDクラス。私は学校から不良品と判断されたのだ……

 

 そんな事は認められない。私が不良品? そんな事はありえないのだ。

 だから私は、必ずDクラスをAクラスまでのし上がらせると決意した。

 

 しかし、その為にはクラス全体のレベルアップが必要不可欠。

 

 私は人付き合いを避けて生きて来たので、私の代わりにクラスメイトとコミュニケーションを取ってくれる協力者が必要だ。そしてその人物はある程度の学力があり、コミュニケーション能力の高い人物が望ましい。

 

 だから私は、沢田綱吉をその人物に選んだ。

 

 沢田君は友達作りに失敗してはいるが、他人との会話等を苦手としてはいない。そして小テストで75点を取るほどには学力がある。協力者として理想の人物像だった。

 

 必ずAクラスに上がって見せる。沢田君はその為の駒だ。……最初はそう思っていた。

 

 しかし、彼は私が駒として扱えるような人間ではなかった。

 

 沢田君はなんと、兄さんに拒絶されて絶望している私に「一緒にAクラスを目指して、お兄さんや学校に君が有能である事を証明しよう」と言って来たのだ。

 

 しかも、「君を信じるから君も俺を信じてくれ」などと戯言を言う始末。

 

 私は善性しか見せない人を信用しない。……そう思っていた
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