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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
Dクラス、平穏が戻る?
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は警察から逃げる事は出来なかった。

 

 俺が観念して項垂れると、女の子が俺に話しかけて来た。

 

「……もういいでしょう? さっさと連れて行かれなさい!」

「うぅぅぅぅ……くそおぉぉっ!」

 

 そして僕は……パトカーに乗せられて警察署に連行される事になった……

 カメラがバレてしまったから、罪は重くなるだろう……

 

 ああ……雫ちゃん。

 どうしてこんな事になってしまったんだよぉ……

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 ?? ツナside ??

 

 無事に男を逮捕させる事に成功した。

 

 連行していくパトカーを見送っていると、一之瀬が話しかけて来た。

 

「やったね沢田君! 無事に逮捕させられたね♪」

「ああ。一之瀬の協力のおかげだ。本当に助かった」

「いいよいいよ! 沢田君には借りがあったし♪ (……一之瀬?)」

 

 この作戦を遂行するにあたり、貸し倉庫を借りる必要があった。

 だから俺は、一之瀬に頼んで1日だけレンタルをしてもらったんだ。

 

 綾小路によると、一之瀬は大量のポイントを所持しているらしい。

 だから貸してもらえるかもしれないと頼んでみたわけだ。

 そしてそれだけじゃなく、当日のサポートまで一之瀬は引き受けてくれた。

 

「レンタル代は毎月1万PPずつ返す。それでもいいか?」

「毎月じゃなくていいよ! 卒業までに返しきってくれればいいから」

「そうか? すまない、助かるよ」

「気にしないで、友達なんだからっ♪」

 

 そう言うと、一之瀬は手を振りながらどこかに歩いて行った。

 

「……佐倉に報告しないとな」

 

 1人になった俺も、佐倉に報告するべくビデオカメラを抱えてDクラス教室に戻ることにした。

 

 

 ?? Dクラス教室 ??

 

「佐倉さん、お待たせ!」

「! 沢田君!」

「あ、おかえりツナ君♪」

 

 佐倉さんは、俺が声をかけるとびっくりしながら立ち上がった。

 桔梗ちゃんも佐倉さんと一緒に待っててくれていた。

 

「……ど、どうなったの?」

 

 心配そうにそう聞いてくる佐倉さん。

 安心できるように笑顔を作って頷いてみせた。

 

「うん! 無事に解決したよ。あのストーカーは警察に逮捕されたからね」

「っ! ほ、本当?」

「もちろん! ストーカーの証拠も警察に渡したから、もう二度と佐倉さんに近づけないようになると思う」

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