Dクラス、平穏が戻る?
[10/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
は警察から逃げる事は出来なかった。
俺が観念して項垂れると、女の子が俺に話しかけて来た。
「……もういいでしょう? さっさと連れて行かれなさい!」
「うぅぅぅぅ……くそおぉぉっ!」
そして僕は……パトカーに乗せられて警察署に連行される事になった……
カメラがバレてしまったから、罪は重くなるだろう……
ああ……雫ちゃん。
どうしてこんな事になってしまったんだよぉ……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
?? ツナside ??
無事に男を逮捕させる事に成功した。
連行していくパトカーを見送っていると、一之瀬が話しかけて来た。
「やったね沢田君! 無事に逮捕させられたね♪」
「ああ。一之瀬の協力のおかげだ。本当に助かった」
「いいよいいよ! 沢田君には借りがあったし♪ (……一之瀬?)」
この作戦を遂行するにあたり、貸し倉庫を借りる必要があった。
だから俺は、一之瀬に頼んで1日だけレンタルをしてもらったんだ。
綾小路によると、一之瀬は大量のポイントを所持しているらしい。
だから貸してもらえるかもしれないと頼んでみたわけだ。
そしてそれだけじゃなく、当日のサポートまで一之瀬は引き受けてくれた。
「レンタル代は毎月1万PPずつ返す。それでもいいか?」
「毎月じゃなくていいよ! 卒業までに返しきってくれればいいから」
「そうか? すまない、助かるよ」
「気にしないで、友達なんだからっ♪」
そう言うと、一之瀬は手を振りながらどこかに歩いて行った。
「……佐倉に報告しないとな」
1人になった俺も、佐倉に報告するべくビデオカメラを抱えてDクラス教室に戻ることにした。
?? Dクラス教室 ??
「佐倉さん、お待たせ!」
「! 沢田君!」
「あ、おかえりツナ君♪」
佐倉さんは、俺が声をかけるとびっくりしながら立ち上がった。
桔梗ちゃんも佐倉さんと一緒に待っててくれていた。
「……ど、どうなったの?」
心配そうにそう聞いてくる佐倉さん。
安心できるように笑顔を作って頷いてみせた。
「うん! 無事に解決したよ。あのストーカーは警察に逮捕されたからね」
「っ! ほ、本当?」
「もちろん! ストーカーの証拠も警察に渡したから、もう二度と佐倉さんに近づけないようになると思う」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ