Dクラス、平穏が戻る?
[8/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
のか! どうせ僕と雫ちゃんが付き合ってるのが気に食わないんだろう!?」
「……付き合ってること事態、お前の妄想だろう。彼女はお前に怯えていたんだぞ」
「嘘だ! 彼女と僕は愛し合っているんだ」
「……はぁ。ならば、その雫ちゃんのお前に対する本心を聞かせてやるよ」
「ああ!?」
「伝言を預かって来た」
「! 雫ちゃんの伝言だと?」
その男は雫ちゃんからの伝言を話し始めた……
「私がSNSに写真を投稿しているのは、ファンの皆様へのサービスであって、個人の誰かに対してではありません。なので、あなたの事を愛している事実はありませんし、ストーカー行為に非常に迷惑をしております。お願いします。あなたが私のファンであるならば、もうこんな事を辞めて他の方と同じ様に応援をして欲しいんです。……これが、私の本心です。どうか理解して下さい』
その伝言を聞いて、僕の頭は真っ白になった。
「……う、嘘だ。僕達は運命の相手なんだぞ? そんな事を彼女が言うわけがない! 全部お前の嘘だ! ふざけるな! 僕の雫ちゃんを愚弄するなぁ! うわぁぁぁぁ!」
湧き上がる怒りのままに、僕は男に殴りかかった!
僕の拳が男に当たる寸前、後ろの方で倉庫の扉が勢いよく開かれた。
「……そこまでっ!」
「なっ!? 誰だ!?」
「通りすがりのヒロインだよ! 未成年を襲った現行犯で、あなたを警察に逮捕してもらいます!」
扉から入って来たのは高校生の女の子だった。
雫ちゃんには及ばないにしろ、一応美少女だ。
しかし、その子の後には数名の警察官が待機していた……
「た、逮捕ダァ!? ぼ、僕はこの男に騙されてここに呼び出されただけだ! お、女の子を襲ってなんていないぞぉ!」
僕がそう言うと、女の子はチッチッチと指を振った。
「未成年淫行に男も女も関係ないんだよ? あなたは男の子を襲おうとした。それに間違いはないでしょう?」
「そ、そんな事していない! し、証拠でもあるのかよ!」
叫ぶような反論をすると、女の子は倉庫の真ん中らへんの壁際に歩いていく。そして、壁際で何かのボタンを押すと、ピッという電子音が聞こえて来た。
(今の音は、カメラの録画モード時になる音……! ま、まさか!?)
目を凝らしてよく見ると、女の子のいる所に真っ黒のビデオカメラが設置されている!
「き、貴様ぁ! 最初から録画していたのかぁ!」
女の子から男に視線を移して怒鳴る。
男は薄ら笑いを浮かべていた。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ