Dクラス、平穏が戻る?
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確かに、平田君は背中を見せて他の人の信頼を得ているけど、ツナ君は逆に背中を押す事で人の信頼を勝ち取ってるって感じだよね♪」
「なるほど。確かにその通りかもしれないね」
「……でもそんな沢田が、全員の信頼を勝ち得てクラスの先頭に立ったとすれば、Dクラスはすごい事になるかもしれないな」
『……』
それからしばらく、俺達はそれぞれ別の思惑を抱えながら、クラスメイト達の質問責めに合う沢田の事を見続けていた……
?? ツナside ??
皆から質問責めに合いながら1日を過ごした。
大変だったけど、ようやく授業が終わり放課後になった。
終わりのホームルームで、茶柱先生からCクラスからの訴えが正式に取り下げられた事が伝えられた。
そのおかげでまたもDクラスは歓喜に沸いたのだった。
ホームルームが終わってからすぐ、俺は博士の元に向かった。
「博士、ビデオカメラありがとう」
「おお沢田殿。あのビデオカメラが役に立ちましたかな?」
「うん、とってもね。それで、あと1時間くらい貸しておいてほしいんだけど。いいかな?」
「かまいませんぞ! 明日返していただければいいでござる」
「わかった。じゃあまた明日ね」
作戦に使ったビデオカメラだが、あと一つだけ使いたい事がある。
俺はビデオカメラを抱えて、ショッピングモールの家電量販店へと向かった……
?? 家電販売員の独白 ??
僕には、大切な彼女がいる。
その子はアイドル活動をしていて、彼女との出会いもSNSだ。
ちなみに名前は雫ちゃん。かわいい名前だろう?
僕の自慢の彼女さ。
雫ちゃんの写真を一目見た時、体に電流が走ったのをよく覚えている。
最初は僕も1人のファンとして応援をしていたのだが、ある時に気づいてしまった。
雫ちゃんと僕は運命の相手なのだと……
ある日にSNSに投稿された、カメラ目線でウインクをしている雫ちゃんの写真を見て僕はこう思ったのだ。
(……あ、雫ちゃんがカメラ目線の写真ばかりあげているのは、ネットの向こうで見ている僕への愛のメッセージなんじゃないだろうか)
そう思ったらもうそうとしか考えられなくなった。
雫ちゃんがネットに写真をあげるのは、未来の彼氏である僕に自分との運命に気づいて欲しいからだ。
きっとそうだ。そうに違いない!
その日から僕は彼
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