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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
]世、事件にけりを付ける。
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 味方同士で言い合いを始め、龍園と言う名前を口にした3人。

 

 これで、やっぱり3人を須藤君に仕向けたのは龍園君だと言う事が分かった。

 

 そろそろ、一番大事な第3段階に入ろう。

 

「……」

 

 罵り合う3人にゆっくりと近付きながら、俺は口を開いた。

 

「ねぇ小宮君、近藤君。君達はさぁ……恥ずかしくないの?」

『ああっ!?』

 

 仲間と罵り合ってる最中に差し込まれる敵からの悪口。

 これは普通に言われるよりも苛立つだろう。

 

「いくらバスケの実力で須藤君に勝てないからってさ。練習の邪魔をしたり、龍園君の作戦に乗じて須藤君にバスケが出来なくなるような怪我をさせようとしたりさぁ。……恥ずかしくないの?」

 

 嫌味たっぷりの俺の言い方もあるだろうけど、積もり積もった須藤君へのフラストレーションが、俺の発言でぐつぐつと煮え始める。

 

「うるせぇよ! 不良品のDクラスでも指折りのクズである須藤だぞ! そんなクズが俺達より早くレギュラーになるなんて許せねぇんだよ!」

「そうだ! 須藤なんてただの不良品なのによ!」

 

 完全に自己中な論理を並べる2人に、俺は呆れたように首を振ってみせる。

 

「いやいや、この学校は実力主義だよ? そんな学校の部活がさ、実力以外でどうやって選手を図るの? 部活では運動能力が重要視されて当然でしょ? だったら、純粋に君達の運動能力が須藤君に及んでいないだけだと思うよ。何を勘違いしているの?」

『なっ……なんだとぉ!』

 

 爆発寸前まで怒りを溜めている2人を尻目に、今度は石崎君に話しかける。

 

「石崎君。君は通っていた中学で、不良達の頭を張ってたらしいね。あれ? それなのに……今は龍園君の言いなりなの? 龍園君の言いように使われる道具で満足しているの?」

「っ! うるせぇ! なんも知らないくせに勝手な事言ってんな!」

「う〜ん。確かに知らないけど、なんとなく分かるよ? ……結局さ、喧嘩で勝てないから大人しく従ってるんでしょ? 中学では周りの不良が弱かったから頭を張れただけなのかな?」

「……ふざけんな。お前は知らねぇから好き勝手に言えんだよ! ……あいつらは、龍園とボディガードのアルベルトはとんでもなく強いんだよ!」

「……へ〜。じゃあその傷もその龍園君とアルベルト君が付けたの?」

「そうだよ! そんな奴らに反抗できるわけねぇだろうが!」

「……ただ戦うことから逃げただけでしょ?」

「なっ!?」

「一回負けたくらいでもう諦めるなんて……君の不良達の頭であるという覚悟がその程度しかな
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