Dクラス、トラブルが起きる。
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理由はそれだけでいいよ。須藤君の為に頑張るのは俺が引き受けるから。佐倉さんはそこまで考えなくていい。……そう考えたら、少しは気楽になるんじゃない?」
「う、うん……でも」
佐倉さんは少しは気が楽になったようだが、まだ決心が出来ない様子。
「……自分の発言が信じてもらえないのが怖い?」
「……うん」
「大丈夫。俺はどんな事になっても、佐倉さんの見たモノを信じるよ! たとえ誰も信じなくても、俺だけはずっと君の味方で居続ける。約束する!」
「……沢田君」
「俺の事を、信じてみてくれない?」
「……わかった」
佐倉さんは、目に涙を溜めながらそう言って微笑んでくれた。
初めて見た佐倉さんの微笑みは、なんだか心が暖かくなるものだった。
「お待たせ〜、そろそろいい時間だし、今日は解散にしようか?」
佐倉さんと微笑みあっていると、桔梗ちゃんがお手洗いから帰ってきた。
「おかえり、そうだね。そろそろ暗くなってきちゃうし」
「う、うん。わかった」
佐倉さんは急いで目をこすりながら立ち上がった。
「じゃあ、今日はこれで解散っ♪ 2人ともまた明日ね!」
「うん、また明日」
「また明日……」
佐倉さんは俺達にペコリと頭を下げると、マンションに向かって帰って行った。
「……俺達も帰ろうか」
「うん♪ あ、ツナ君!」
「ん、何?」
「この後、ツナ君の家に行ってもいい?」
「うん。……え?」
そして、そのまま俺は桔梗ちゃんと一緒にマンションに帰ることになった……
読んでいただきありがとうございます♪
今日はもう1話投稿すると思います!
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