暁 〜小説投稿サイト〜
ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
Dクラス、トラブルが起きる。
[3/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
けどな……でもよ、俺の体にしがみついて動けなくしようとしてた小宮と近藤がよ、小さい声でこう言ったんだよ。『……しばらくバスケができねぇ体にしてやるよ』……ってな」

「っ!」

 

 須藤君の言葉を聞いて、俺は無言で立ち上がった。

 

 急に立ち上がった俺を見て、須藤君が心配そうな顔になっている。

 

「……ツナ?」

「……安心して、須藤君。俺が……俺が絶対、君の無実を証明してみせる」

「! ツナ……」

 

 須藤君に顔を見せる事無く、俺は話を続ける。

 

「教室に帰ろう。とりあえず、授業には出ておいた方がいいよ」

「……おう、行くか」

 

 それ以降、俺達は会話をする事もなく、視線を合わせる事もしなかった。

 

 だって顔を見られていたら……激怒している俺の顔を見られてしまうから。

 

(Cクラスの奴ら、許せない。絶対に無実を証明してやる!)

 

 

 ?? その日の昼休み ??

 

 昼休み。

 俺は綾小路君、堀北さん、桔梗ちゃんに昼ごはんを一緒に食べようと持ちかけた。

 

 いつもは嫌がる堀北さんも、なぜか俺の顔を見てすんなりと了承してくれた。

 

「ツナ君が昼ごはんに誘ってくれるのは初めてだね〜っ♪」

「うん、皆集まってくれてありがとう。実は、皆にお願いがあるんだ」

「……須藤の件か?」

 

 綾小路君の質問に頷いて返事をする。

 

「俺は須藤君の無実を信じて、その証拠を探そうと思う。それを皆にも手伝ってほしい」

「うん! もちろんだよっ」

「……俺も構わないぞ」

「……」

 

 桔梗ちゃんと綾小路君はすぐに受け入れてくれたけど、堀北さんは決めかねているようだ。

 

「堀北さん。この事件に屈したら、Dクラスは窮地に陥ると思わない?」

「……そうね、それはありえるわ」

「でしょ? わざと須藤君に殴らせたのなら、もし須藤君が退学にでもなれば、CクラスはもっとDクラスを狙ってくると思うんだ。だから、これを解決する事はDクラスの為にもなるはず。……どう?」

 

 堀北さんはため息を一つ吐き、渋々頷いてくれた。

 

「はぁ……わかったわ。退学者が出ると評価が下がる危険性もあるものね」

「本当? ありがとう!」

 

 こうして、俺は須藤君を助けるべく調査チームを結成した。

 

「あ、須藤君達は誘わないの?」

「須藤君本人が聞き込みとかしたら、脅して証言させたとか言われかねないからさ」

「そっか、確かにそうかもね!」

 

 池
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ