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おぢばにおかえり
第七十四話 おぢばのカレーその十五

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「大叔母さん達にもです」
「紹介してくれるのね」
「そうさせてもらいます」
「今度の日曜日ね」
「急に凄いイベントが来ましたね」
「凄い?何で?」 
 カレーを食べながら首を傾げさせてしまいました。
「別にね」
「僕にとってはなんですよ」
「そうなの」
「もう指折り待っておきますね」
「そこまでするの?」
「僕としては」
 満面の笑顔での返事でした。
「そうなんですよ」
「そうなのね」
「そういうことでお願いします」
「そう言うならね」
「それじゃあ。あと毎日こっち来ますんで」
「学校に来て帰るついでによね」
「出来れば朝に」
 参拝前にというのです。
「来させてもらいます」
「それで授業終わってもよね」
「その時も」
「それはいつもじゃない」
 思わず突っ込んでしましまいした。
「詰所に来るのは」
「生きがいの一つになってますね」
「生きがいって何よ」
「今の僕にとっては」
「詰所は何時でも来られるのに」 
 おぢばの学校に通っているとです、それでも新一君は毎日来ていてもうすっかりお家にしている感じです。
「生きがいにすることじゃないでしょ」
「今の僕にとってはです」
「そうなの」
「はい、ですから今もお邪魔してです」
「カレー食べてなのね」
「楽しませてもらってます」
 私を見ながら言いました。
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