第四章
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に一人の若者がやって来た。
「警察を呼んだよ。もうすぐそこに来ている」
「何っ!?」
「ポリ公が」
「お巡りさん、こっちです」
女の声が聞こえて来る。姿は見えないが声だけが聞こえてくる。それが不良達にはかなりの恐怖を与える。
そこに警官らしき声も聞こえる。これで完璧であった。
「そこか、皆行くぞ!」
「おい、やばいぜ」
「あ、ああ」
不良達はそれに頷きその場を後にする。剣崎と若者だけが残った。
「有り難う」
「君は・・・・・・若しかしたら」
若者は礼を述べる彼に対して言う。
「俺と同じ」
「同じって。どういうことだ!?」
剣崎はその言葉に顔を強張らせる。
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