妖獣の爪痕 その2
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ヤザンがリガ・ミリティアにいる 作:さらさらへそヘアー
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妖獣の爪痕 その2
セント・ジョセフの虐殺と後に言われる戦い。
大規模とは言えない戦力同士のぶつかり合いだったが、その内を覗き見れば凄まじい戦力が揃っており、そしてそれに伴う被害も凄まじく、歴史的に見ても大きなターニングポイントに繋がる戦いと言えた。
ザンスカール側は大型MAドッゴーラ2機、ハイエンドMSゲンガオゾ1機、そして最新型SFSアインラッドと共にそれを駆るゲドラフを5機喪失。
対して、ザンスカールの攻撃によって被った被害は、協力都市であるセント・ジョセフ壊滅。
秘密基地ホラズムの半壊。
リーンホースJrが瓦礫に埋もれて小破、及び掘り出すまで使用不能。
そしてMSの被害は分かっているだけで…
V2ガンダムが1機、大破。
リガ・シャッコー3機が中破。
ガンブラスター1機が大破。
ガンイージが1機、大破。
ジャベリンが5機、撃墜、完全に四散。
その他、様々なMSが出撃すらままならず破壊され、艦船の予備パーツや物資、人員を喪失。
はっきりいって、もはやホラズムはリガ・ミリティアの一大拠点の地位から転落した…それ程の大ダメージだった。
復旧を目指すよりも、新しい基地建設を目論む方が手っ取り早いかもしれない。
様々な被害は勿論、その中でもリーンホースJrのクルーの多くに衝撃を与えた思わぬ損害が他にもある。
それは、尋問していたゴッドワルド・ハインの脱走によって引き起こされてしまった。
――
―
ザンネックの砲撃から立て続けに起きたアドラステアの襲来。
その大混乱の中で、施設の電力が一時停止した際にゴッドワルド・ハインが脱走。
ミューラ・ミゲルによる苛烈な拷問の中で、顔面のパーツや爪やら皮膚やらを剥がれていたゴッドワルドだったが、持ち前の体力と、そしてミューラへの凄まじい恨みで憔悴した肉体を強力に動かした。
次の鎮静剤を打たれる直前にホラズムが混乱に陥ったのも、良い具合に鎮静剤の効果が最も薄くなる頃合いになってくれていた。
運は大いにゴッドワルドに、ザンスカールに味方したのだ。
電灯もろくにつかなくなり明滅する施設内。
叫び走り回る人々。
誰も包帯だらけの
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