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ヤザン・リガミリティア
獣爪は月で研がれる
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息荒くも黙ったまま作業に没頭しだした。

相手をするだけ無駄だと悟ったらしい。

 

「あっ、撃墜判定…」

 

フランチェスカ・オハラ…愛称フラニーが、ふらふらと演習場に力無く着地したヘレン機を見ながら呟く。

フラニーは悔しそうに瞳を歪めたが、

 

「…さすが…ティターンズのヤザン・ゲーブル…すごい」

 

続けて吐き出した呟きにはひたすら感嘆と尊敬が滲む。

パイロットのバイタルが許す限り、無補給で全力戦闘ができるV2ガンダム。

フラニーだけでなく、整備士連中も新型を乗りこなすヤザンの動きに見惚れていた。

たった1機で戦局を左右する…そんな夢物語は、

ミノフスキー・ドライブとヤザン・ゲーブルならば叶う…その場にいた皆はそう感じていた。

 



リガ・シャッコーはリグ・シャッコーとほぼ同じです。
イメージとしてはV-MSVのリグ・シャッコー(グラスホッパー隊仕様)。
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