宇宙の魔獣・カイラスギリー その5
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轟音と共に雷槌が迸る様は、
まるでゲンガオゾがこの世に生まれ落ちて上げる産声のようだ。
三つ目の雷神。
三つ目の死神。
それぞれが放つ赤い眼光が殺気を纏って交わる。
それは予期せぬ出会いだった。
しかし、いつか必ず起こる運命の出会いでもあったのだ。
敵も味方も、何事も予定通り行くとは限らない。
ここは戦場だった。
常に予想外が起き得る、命と死が交差する領域であった。
獣達戦場の犬達が跋扈するこの戦場を、圧倒的な憎悪を貪り溜める巨大な魔獣が睥睨している。
カイラスギリーが発射態勢を整えるまで、もう間もなくである。
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