宇宙の魔獣・カイラスギリー その3
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されていたが、
ルペ・シノのコンティオのセンサーは友軍の脱出ポッドの信号を捉えていた。
「ピピニーデン!?悪運の強い私達じゃないか、まったく」
悪態つきつつソイツを回収してから、ルペ・シノは残った僅かな部下へと撤退を命じる。
ピピニーデン機はアビゴルに胴切りをされていたが、
コンティオは背後から首の付根に乗り込むような構造であったのが幸いだった。
ルペ・シノの言う通り彼女自身共々悪運の強い男なのは間違いない。
しかしそれが彼女達の今後を幸福にしてくれる訳ではない事は明白だった。
(…ピピニーデンも私の経歴もこれまでだな…)
コンティオの本格的初戦を泥で飾ったピピニーデン・サーカスの未来は、
身内同士で出世争いを繰り返すザンスカールでは破滅を約束されたも同然だった。
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