第一章
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らない為に自分達の前から姿を消した筈なのだ。その彼がどうして。彼は訳がわからなくなった。
しかしその間にもダークローチ達の数は増え上條に襲い掛かる。そして相川にも。
「くっ!」
「始さん!」
「どういうことだ、俺まで」
彼等を素手で退けながら言う。
「早く、カリスに」
「ああ、そうするしかないな」
何故ジョーカーである自分にまで襲い掛かるのか。それがわからないまま相川は変身に入った。
「変身!」
彼は叫んだだけだった。それで身体が仮面ライダーカリスに変わる。変身するとすぐにダークローチ達を退けた。
ライダーが二人となると強かった。ダークローチ達は忽ちのうちに退けられていく。全ていなくなったところで二人は変身を解いた。しかし謎が残った。
「何故こいつ等が」
「わからん」
相川はダークローチ達が消えた道路を見て上條に応える。道路には闇があるだけだった。夜の闇が。
「だがこれは明らかにおかしい」
「はい、まさか剣崎さんが」
「睦月」
相川は上條に顔を向けてきた。
「橘の居場所はわかるか」
「確か今は警察にいる筈です」
「警察にか」
「はい。何か雇われたらしくて」
「そうか。では行ってみるか」
相川はまた考える顔になってそう述べた。
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