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ヤザン・リガミリティア
ハイランドと野獣
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ヤザンがリガ・ミリティアにいる   作:さらさらへそヘアー

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シャッコーREは控えめに言って最高でした。特に足首、ビームローター…素晴らしい。このままザンスカールMSプラモどんどんふえろ〜。ゲンガオゾREおいでませ〜(祈祷)

ハイランドと野獣

カイラスギリー攻略を間近に控え、

実働するパイロットの主要メンバーを交えてリガ・ミリティアの幹部らが話し合っていた。

カイラスギリー艦隊ことタシロ艦隊は精強でもって知られ、

ザンスカールにおいては無敵のズガン艦隊に次ぐ精鋭部隊だ。

半個艦隊とはいえバグレ隊にとっては格上の相手なのは確かであったが、

曲り形まがりなりにもこれまでバグレ隊がタシロ艦隊とやりあえていたのは

バグレ隊が一撃離脱を旨とした建設妨害の嫌がらせ≠ノ終始していたからだろう。

タシロ艦隊がビッグキャノン組み立てを優先していたのもあるだろうが、

これはバグレ隊の状況判断と艦隊運動が見事だったと言っていい。

だが、それは裏を返せば正攻法ではタシロ艦隊撃滅は困難だということだ。

 

ゴメスが無精髭を擦りながら唸りつつ言った。

 

「真正面からやり合えば堕とせないこともない…だがこちらもダメージが大きい、と」

 

バグレのMS隊隊長ユカ・マイラスが頷く。

 

「はい。カミオン隊の皆さんが合流してくれたのでやろうと思えばやれるでしょう。

ですがその場合、主力が消耗し過ぎるのではと懸念があります。

カイラスギリーを堕としても

ズガン艦隊がサイド2にいてはザンスカールは強気を崩さないでしょうし…」

 

そう言うユカへ、オイ・ニュングが静止衛星宙域の航路図とにらめっこをしつつ口を開く。

 

「カイラスギリーは破壊ではなく奪おう。

そうすればこちらで使用することもできるだろうからズガン艦隊も撃滅できる。

サイド2への恫喝に使ってもいい」

 

伯爵の元マハは伊達に非ず≠ネ相変わらずの冷酷な提案に、

ヤザンは呆れたように鼻で笑いつつも頷いた。

 

「そうだな。伯爵らしい合理的な判断だ。

大量破壊兵器など気に食わんが、リガ・ミリティアの現状を考えればそれが妥当だろう。

万全のズガン艦隊とまともにカチ合えばこちらの負けだ」

 

偽ジャハナムがヤザンの発言に声を
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