獣の安息 その3
[1/7]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
閲覧履歴 利用規約 FAQ 取扱説明書
ホーム
推薦一覧
マイページ
小説検索
ランキング
捜索掲示板
ログイン中
目次 小説情報 縦書き しおりを挟む お気に入り済み 評価 感想 ここすき 誤字 ゆかり 閲覧設定 固定
ヤザンがリガ・ミリティアにいる 作:さらさらへそヘアー
<< 前の話
目 次
次の話 >>
13 / 38
獣の安息 その3
太陽は高くジブラルタルの海を煌々と照らしている。
だと言うのにその部屋はカーテンで締め切られ暗く、
その暗がりの柔らかなベッドの上で男と女が体中に蒸れた体液を迸らせて絡み合っていた。
健康的な肉付きと褐色の肌が汗で滑り、
赤いポニーテールが男の狩猟本能を刺激するように揺れる。
(イイ女だ)
ヤザンはそんな感想を懐きつつ女の弾力ある尻を掴んで腰を打ち付け続け、
その度に揺れる赤いポニーテールと乳房にヤザンは男の本能を昂ぶらせた。
「ッ…あっ……ん……ふッ、うゥ…………んッ………あ゛!」
女は手触りの良いシーツを力一杯握りしめ忘我し焦点もあっていない。
最初こそ少し痛がり、
乙女の証でシーツを赤く汚したが今ではそれも違う色の液で濁って撹拌された。
女は自分から腰を動かして男を迎え入れていた。
(部下に手を出すのはナンセンスだ。だが、こうも誘われちゃ断るのも野暮だろう?)
部下を抱くことに後悔は無い。
初々しく控えめながらしつこくセックスアピールを仕掛けてきたのはあちらさんだし、
ヤザンとてMS戦だけで発散しきれぬ溜まりに溜まったものはある。
これだけ良い女が据え膳で転がっていれば、それを食わぬのは男ではない。
「ぅあッ!…ふっ、うっっ!」
女が顔を枕に埋めて、尻を持ち上げて震える。
ヤザンは女の顔を掻き毟るように引き寄せて胸に抱いて言った。
「せっかくお前が慣れない誘いを仕掛けてきたんだ…恥はかかせんよ。
まだまだ貴様をよがらせてやる」
女…ケイトは紅潮しきった頬の上の虚ろに潤んだ瞳を瞬かせてコクコクと頷いた。
まだまだヤザンとケイトのベッドの上での実戦訓練は続く…という時に、
ヤザンの部屋を無遠慮に開け放った侵入者達がいた。
それぞれが酒瓶を片手に騒いでいて、
「ヤザン隊長ー飲みましょう」
「ケイトがいないんですけど、ひょっとして先飲んでまし…た…――え?」
「あっ」
「これは…あは、は…あちゃー」
酒気で赤ら顔だった端麗な顔を、違う意味で赤くして
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ