死にゆく獣達は守るべき女達に
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マスドライバー・レールが振動で揺れていたが、
どうやら大崩落はしなさそうではある。そこはヤザンを安堵させてホッと息を吐いた。
その煙をシャッコーの赤い目が捉え、
そして直様その目は空へと向けられた。
太陽が沈み行き、まるで宇宙のように黒くなり始めた空に
シャトルのバーニア光が一条吸い込まれて消えていった。
「チッ…フライパンめ。俺にシャトルをやらせんとはな」
命をとしてシャトルを守り抜いた名も知らぬ敵パイロット。
シャッコーの腕で殴り潰す瞬間、
割れたキャノピーから見えたその金髪の若い男にヤザンは心の片隅で拍手を送っていた。
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