獣の安息 その2
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ヤザンがリガ・ミリティアにいる 作:さらさらへそヘアー
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獣の安息 その2
ヤザン達の今回の戦いの目的はシュラク隊の回収だ。
故に、優勢に戦いを進めてはいても
敵の増援が確認された時点でヤザンは撤退命令を下した。
どんな罠があるかも分からず、つまらぬアクシデントで新型と部下を失いたくはない。
だが、ベスパの様子を見るに今の戦闘の後にベスパらも一頻り救助活動やらを行って、
さっさと兵をまとめてラゲーン方面へと撤退していったのが確認できた。
一安心ではある。
(…あの2人…中々面白い奴らだった)
安心すると腹が減る。
ヤザンは、自分の腹を満たしてくれた嬲り甲斐のあったベスパのパイロットを思う。
1人は、面白味のない戦い方をするが高いレベルで技量がまとまっていた。
そしてもう1人は…仲間のMSごとこちらを狙ってくるその精神性が気に入った。
「クク…次に遭うまで生きていてくれればいいがな…!」
悪人面で1人笑いながら、しかしさっさと次の思考に切り替える。
獰猛なパイロットからあっという間に冷静な指揮官としての顔となって考える。
(しかし…奴ら、いったいどこに向かっていた。
シュラク隊と遭遇したのは偶発的なものに見えたが…。
このまま南西に行けばあるのは……アーティ・ジブラルタル、か)
気にはなったが、
しかし、今はそれよりも隊を休息させてやりたかった。
シュラク隊達は長い追撃戦を凌いだ直後だ。
ベスパが追ってこないのを確認し
ヤザンはシャッコーの左手を親指を下に向けて立ててブーイングのようなジェスチャーで全員に着陸の合図を送り、
リガ・ミリティアのMS達を手近な森へと着陸させる。
シャッコーが1。
Vガンダムが2。
ガンイージが6。
ジェムズガンが1。
全10機であった。
皆がコクピットハッチを開けて、互いの顔を確認して生存を喜びあう。
だが、
「オリファー、モンペリエ隊の生き残りは!」
リガ・ミリティアの戦力の核となるべき主力メンバーが全員生存する為の、
その生贄に捧げられた日陰者達がいる。
モンペリエ隊だ。
ヤザンがオクシタニー方面で活動していた頃にオ
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