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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百七十五話
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じゃあ試運転もしなきゃなぁ。

「よし。じゃあ式典に向けて大掃除だな。レイヴの燃料採集も兼ねて」

「そうだね。外交団が狙撃されましたとか洒落にならないからねぇ」

本部地下施設の食堂。

シルヴヴァインの面々、連槍、ロリs、あと眠そうな箒が夕食を食べている。

「よっす久しぶりお前ら」

「お、若」

「ようヴィッサリオン」

奥の席に座っていたヴィッサリオンの隣に行く。

「このあと君らヒマ?」

「たったいまヒマじゃなくなった。若のご命令が最優先事項だからな」

「うむ。よろしい」

パンパンと柏手を2回うち、注目を集める。

「明後日、食糧支援と共に外交団の方々がいらっしゃる。
が、ここは散らかっている。掃除をしなければならない」

シルヴヴァインの面々をぐるりと見回す。

「という訳で。ヒト狩り行こうぜ!」

ぐっと手を掲げるが、しんと静まり返ってしまった。

「ミッション開始は3時間後。各々準備を済ませるように」

通達の後に、俺は箒を呼び出した。

基地内に用意した自室。

まだベッドと机くらいしかない部屋。

ベッドの上でぺたんと座って箒と向き合っていた。

「箒。俺たちは今から人を殺しに行く」

「ああ。私も行く」

「そのつもりらしいな」

ムーバルスーツを纏い、あとはアーマーを展開するだけだ。

「今回は本当に人を殺す。相手は怪異や機械じゃない生きた人間だ」

「わかっている」

「そして今この基地の周りにいるのは基本的に敵だ。
大国が水面下で送り込んできている刺客だ。公的には存在しない、工作員だ。
故に彼らを殺しても社会的に責められる事は一切ない。
だがそれでも彼らは生きている。戦う覚悟があるか?」

「わからない。でも、敵なら倒す」

「言っておくが今回の相手は捕縛後生かしておく事はない。
お前が手を下さずとも、連れ帰っても、確実に俺が殺す。
それでも戦うか?」

「戦いたい。お前と姉さんの役に立ちたい」

箒の拳がぎゅっと握られる。

「わかった。なら止めない」

箒の手を取る。

「今日、指揮を取るのは俺だ。命令するのは俺だ。
お前は、俺の命令で人を殺す。忘れないでくれ」

と、まぁ箒のメンタルケアを考えて色々言った訳だが。

「ステイ」

出撃前のブリーフィングルームにて。

「どうしたんだい若?」

「なぜ円香とリムとエレンがムーバルスーツを着ている?」

保護者組、アルシャーヴィン夫妻と束さんに視線を向ける。

「んー?それは私が許可したからだよ。いっくん」

「理由は?」

「こういうのは早いほうがいいと思ったから。かな?

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