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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第一話 集うライダー達その十
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「その通りだしね」
「何だよ、それ」
 その話を聞いてだ。こう言ったのは。
 剣崎一真だった。彼は仲間達と共に別の席にいる。
 だがその席でこう言ってだ。首を傾げるのだった。
「頭の中身は同じなのか?」
「身体は違うけれどね」
 その剣崎にも話すキュウべえだった。
「そうなってるんだよ」
「そうなのか」
「話わかってくれたんだね」
「大体だけれどな」
 わかったと。剣崎も返す。
 それを見てからだ。キュウべえはライダー達に話を再開した。
「それでだけれど」
「ああ、それでだよ」
「まずはあんたがどうやってここに来てるか」
「それを聞きたいんだけれどな」
「僕は門を通って来てるんだ」
 そうして行き来しているとだ。キュウべえは話す。
「それぞれの世界の門をね」
「あれか」
 今度言ったのは門矢士だった。
「それぞれのライダーに行き来していたあの様なものか」
「あれっ、僕達の世界だけじゃないんだ」
「あの女の世界も含めてだ」
 門矢はキュウべえにこう話す。
「俺達はそれぞれの世界を行き来して戦ってきた」
「それなら話は早いよ。この門のことを知っているのはあちらの世界じゃ僕とあの魔獣達だけなんだ」
「それとスサノオだね」
 野上良太郎がこう言う。
「スサノオが世界を通しているかどうかはわからないけれど」
「それは僕も知らないけれど」
 キュウべえも知らないことがあるというのだ。
「とにかく門はね」
「それ何処にあるんだよ」
 城戸が門の場所を尋ねる。
「それがわからないとどうしようもないだろ」
「門の場所はね」
 それは何処にあるかというと。
「いつも急に出て来るから」
「門が出て来てか」
「その都度移動する?」
「それぞれの世界に」
「そうした理屈か」
「つまりあれだな」
 ここまで話を聞いてだ。左翔太郎は自分の席で腕と脚を組んだ状態で話した。
「スサノオがその都度俺達をその世界に行かせるんだな」
「ふうん、スサノオってそういうことをするんだね」
 キュウべえはこのことははじめて知ったという感じだった。
「それは知らなかったよ」
「あいつはそうした奴だ」
 今言ったのは天道総司だった。
「俺達と戦い。色々と仕掛けてだ」
「そうして?」
「俺達がそれをどう防ぐのかを見て楽しみにしている」
「楽しみねえ」
 キュウべえはそのことについてはだ。
 首を傾げさせだ。無表情のまま話す。
「僕にはわからないね」
「楽しみがわからないのか」
「僕達には感情がないんだ」
 そうだとだ。キュウべえは天道だけでなく他のライダー達にも話す。
「だから。そうしたことはわからないんだ」
「そうなのか」
「そうなんだ。それはわかっておいてね」
 あらためて話す
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