第二部 1978年
歪んだ冷戦構造
ライン川の夕べ その3
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事までする様になったのかね
それでは、赤匪の連中がやっている色仕掛け工作と何も変わらぬではないか!」
一層バルクは、慇懃に答える。
「ごもっともです」
なにがおかしいのか、いつまでも肩をゆすっているふうだった。
さすがの彼もあきれていたのか。
「…………」
ふと黙った。ハルトウィックがである。
やがて、ハルトウィックはぷッつり言った。
「自由社会を守る組織が、なぜそのよう汚い仕事に従事するのか、理解できぬ」
人をそしるおのれにも嫌厭をおぼえてきたように。
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