暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第111話 やってきました砂の世界!四天王ゼブラという男!
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ってしまいました。今は祐斗先輩がおぶっています。
(あの屋台の食事が美味しいことを祈りましょう……)
私はこれ以上ゼブラさんの機嫌が悪くなりませんようにと祈りながら屋台に向かいました。
「すみません、このお店では何を……って姉さま!」
「いらっしゃいませ〜♪」
なんとその屋台にいたのは姉さまでした!いつもの着物に割烹着を着た姉さまがカレーの入った大きな鍋をグルグルとかき混ぜています。
「姉さま、どうしてここに?」
「前に白音と一緒に冒険しようって約束したでしょ?節乃さんがお休みくれたから早めに現地に移動していたんだ、節乃さんがイッセーに電話指定場所も聞いたからね。因みに砂塵の谷は飛んで行ったにゃん」
「なるほど……」
ハニープリズンでイッセー先輩に節乃さんが連絡したのはそのことを伝えるためだったんですね。姉さまにもフロルの風をいくつか渡しているのでマーキングは出来ます。
「それで折角砂漠に来たし名物の砂料理を習っていたの。白音達に美味しい砂料理を食べさせてあげるにゃん」
「わあっ!楽しみです」
姉さまに会えただけでなくて砂料理まで食べさせてもらえるなんて嬉しすぎます!
「おい女、話は良いからさっさと料理を出せ」
「おや、君はもしかしてゼブラって人?」
「それがなんだ?」
「イッセーのお兄さんだよね?私は黒歌、よろしくね。あいさつ代わりにまずはコレをどうぞ!」
姉さまはカレーをお玉ですくいお皿に盛りました。
「『砂調味料』や『砂スパイス』で作った砂カレーだよ。米砂漠で取れたカレーに合うお米か『砂小麦』で作ったナンがあるからお好みで選んでね」
「両方よこせ」
「はーい!」
姉さまは両方ゼブラさんに渡して私達にもカレーを振る舞ってくれました。私はナンの方を貰ってカレーに付けて食べてみます。
「……んっ美味しい!いつも食べてるカレーのスパイスとは全く違う味ですね!辛みの中に豊かな風味とコク……それが口の中で一気に広がりました!」
「このナンも不思議な感触ね、モチモチした触感なのに噛んでいくと砂みたいにサラサラと溶けていくわ!カレーとの相性もバッチリね!」
「手で食べるなんて少し抵抗がありましたけど、なんだかスプーンで食べるのとはまた違った味わいがありますわね!」
私とリアス部長、朱乃先輩はそれぞれの感想を言いました。とにかくこのカレーは美味しいって事です!
「ゼブラはどう?美味しい?」
「……」
姉さまはゼブラさんに話しかけますがゼブラさんは黙々と食べ続けていました。
「にゃはは、次はこれもどうぞ!」
姉さまは細麺状の生地で出来たお菓子を出しました
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