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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第111話 やってきました砂の世界!四天王ゼブラという男!
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ゼノヴィアは顔を赤くしながら俺を見つめた。というかなんて雑誌を読んでんだよ……
「駄目だったんだ、お前と一緒にいるとどんどん胸が熱くなって……イリナ達が羨ましいって思うようになっていったんだ。どんなに美味しい物を食べてもこの感情は消せなかった」
「ゼノヴィア、お前……」
「すまない、イッセー……私は汚れた人間だ。お前との友情を穢してしまった」
「……」
えっと……つまりゼノヴィアは俺が好きなんだけど彼女は俺との友情を大事にしていて汚れたモノではないと証明したかったって事か?
「なあドライグ、どうすればいい?」
『しるか。お前はこんな展開ばかりだな』
「アウ」
ドライグに呆れられた声でそう言われテリーも「またか……」と言いたげな顔で呆れていた。
「……なあゼノヴィア、お前は俺の事が好きって事で良いのか?」
「ああ、私はお前の事が好きなんだと思う……」
「そうか……」
どうしよう……砂漠のど真ん中で親友だと思っていた女の子の好意を知ってしまったぞ。
いやゼノヴィアが俺の事を好きだって言ってくれたのは滅茶苦茶嬉しいし彼女が望むならそういう関係にだってなりたいと思ってる。アーシアやイリナもゼノヴィアなら喜んでくれそうだし。
『お得意の女を口説くスキルでさっさと堕とせばいいだろう』
「そんなもん得意にした覚えはねえよ!」
『そうか?小猫達にはペラペラ言ってるじゃないか』
「うるせぇ!」
俺はドライグにそんなスキルは持った覚えがないと怒る。
「とりあえずゼノヴィア、そんな雑誌は信用しなくていい。全部がそうだとは言わないけど雑誌なんて読んでもらう為に大げさな事を書くこともある、ああいうのは参考程度にするのが一番だ。結局はその人間がどうしたいかが大事だからな」
「そうなのか……」
「それに友達から始まる恋だってあるだろう、それが不純かどうかは当人が決めればいい。大事なのはゼノヴィアがどうしたいかじゃないのか?」
「私が……」
俺の言葉にゼノヴィアは下を向いて悩む表情を見せる。
「……こういう時にどうしたら分からないんだ。なにせ私は今まで戦いしか経験したことがない、異性を好きになったことなど一度もないんだ。それにお前はアーシアやイリナの恋人でもあるだろう?アーシアは人生をお前に救ってもらった、イリナも幼いころからお前の事を想い続けた……二人の愛は本物だろう。そこに私のような新参者が入り込んだら二人に悪いと思ってな……らしくないのは分かっているんだが……」
なるほど、ゼノヴィアはアーシアとイリナにも遠慮していたんだな。
「ゼノヴィア、お前は本当に優しい奴だな。二人を気遣っていたのか」
「…
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