暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第111話 やってきました砂の世界!四天王ゼブラという男!
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漠に向かわれるのですか?今は紛争も終わったばかりで砂漠も荒れていますし何より連れ込まれた生物兵器が暴れている状態です。正直砂漠の旅はお勧めできませんが……」
「生物兵器?そんなのがいるの?」
「はい、紛争中に連れ込まれた危険生物が今も砂漠の資源を貪り食っているんです。この町も何度も襲われました、私の息子や孫も……」
「あっ……」


 ティナさんが生物兵器について聞くとお婆さんは悲しそうに説明してくれました。そして最後の呟きを聞いて私は言葉を失ってしまいました。


「酷いわ!自分達で連れ込んでおいて紛争が終わったら放置して帰るなんて!……ねえイッセー、その生物兵器を何とかしてあげましょうよ。このまま無視していくなんて後味が悪いわ!」
「まあ確かにな。問題はそいつがどこにいるかなんだが……」


 リアス部長の発言にイッセー先輩も同意しました。確かに知ってしまった以上このままにはしておけませんよね。


「おいイッセー、いつまでお喋りしてんだ。メロウコーラはまだか?」
「ゼブラ兄、ちょっと待ってくれ。今話をしてるんだから」
「えっ……」


 ゼブラさんがイラついた顔で先輩にそう言います。しかしゼブラさんの名前を聞いたお婆さんは驚いた表情を見せました。


「今そちらの方をゼブラとおっしゃいましたか……?」
「あっ大丈夫ですよ、今はなんとか暴れていないので……最悪イッセーもいるし怖がらなくても……」
「まさか……救世主ゼブラ様がこの町に来てくださるなんて……!」


 ティナさんはお婆さんが怖がってると思いフォローしようとしましたが、救世主という言葉に目を丸くしてしまいました。


「皆!この方はゼブラ様!私達の救いの主ですよ!」


 お婆さんがそう言うと辺りにいた町の住民の方達が一斉にゼブラさんに駆け寄ってきました。


「救世主ゼブラ様!貴方のお蔭でこの町は救われました!」
「本当にありがとうございます!ゼブラ様!」
「あの地獄がようやく終わった……どれだけ感謝してもしたりません……ありがとう……ありがとう……!」
「なんだ、てめーら……!?」


 町の住民の方達はゼブラさんを怖がるどころか皆涙を流して感謝の言葉を言っていました。ゼブラさんもこんな反応をされるとは思っていなかったのか珍しくうろたえていました。


「どういうことなの?なんでこの町の人たちはゼブラさんを恐れないの!?」
「恐れるどころか感謝をしていますね。もしかしてゼブラさんがこの辺りにあった紛争を止めたのかな?」
「でも今まで刑務所にいたんですよ?そんなことできなくないですか?」


 リアス部長は何故ゼブラさんを恐れないのかと驚き祐斗先輩はゼブラさんが紛争を止めたのかと言います。
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