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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第111話 やってきました砂の世界!四天王ゼブラという男!
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「……白音、怪我はしなかった?手は大丈夫?折れた刃が刺さったりしなかった?」
「姉さま?どうして怒らないんですか?」
「怒る?どうしてそんなことする必要があるの?白音があの包丁を大切にしていたのは知ってるしミスは誰にでもあるにゃん。お父さんだってまず白音の体を心配したよ、あの人はそういう人でしょ?」
「姉さま……」
姉さまの優しい言葉に私はまた泣いてしまいそうになってしまいました。
「あの包丁はきっと寿命が来ちゃったんだよ。お父さんが言ってたでしょ?心を込めて道具を大切に扱えば必ず答えてくれる、もしその道具が折れたり壊れちゃったら心から感謝して見送ってあげなさいって……」
「はい、昔父様にそう教わりました」
「白音はいっぱいあの包丁に感謝したんでしょ?なら泣くのはお終いにゃ、お父さんだって泣いてる白音を見ていたら安心できないよ」
「……はい!」
姉さまにそう言われた私は力強くそう答えました。それからは今ルキさんに新しい包丁を作ってもらっているなど色んなことをお喋りしました。
前は修行で姉さまとゆっくり話す時間はそうなかったのでこういう時間は嬉しいです。
姉さまと会話をしながら歩いていると、イッセー先輩のいる町に到着しちゃいました。意外と距離があったのに姉さまと話していたらあっという間でしたね。
「なんだか寂れた街ね」
「まるで何者かに襲われたみたいですわね……」
リアス部長と朱乃先輩の言う通りこの町はなんだか争いに巻き込まれたかのようにボロボロでした。一体何があったのでしょうか?
「イッセーは何処にゃ〜?仙術で探しちゃおっと」」
「先輩の匂いは……あっちですね」
私達はイッセー先輩を探します、意外とすぐ側にいました。イッセー先輩やゼノヴィアさん、そして町の住民が集まって何かを食べていました。
「イッセー先輩、ここにいたんですね」
「おお小猫ちゃん、皆も来たんだな。ゼブラ兄との食事はどうだった?」
「大変でしたよ……先輩達は何を食べているんですか?」
「『砂氷』だよ。今町の人に旅の準備をしてもらってるんだがその間暇だったんで途中で見つけた地下洞窟にあった砂氷を町の人たちに振る舞っていたんだ」
「砂氷?……わっ、冷たいですね」
「その砂は氷みたいに冷たいし温度で溶けたりしないんだ。その代わり力を加えると崩れるから噛めば冷たい氷菓子になるんだ」
私達は先輩から砂氷を頂いてシロップをかけて食べてみます……ん、美味しいです!氷のように冷たくて暑い日差しに晒されてきた体が喜んでいますね!
「イッセー!会いたかったにゃー!」
「おわっ!」
そこに姉さまが先輩に飛びついて抱き着きました、姉さ
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