暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第111話 やってきました砂の世界!四天王ゼブラという男!
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side;イッセー


「はい、これで大丈夫ですよ」
「チッ、これじゃ飯にがっつけねえじゃねぇか」
「仕方ないだろう、他の人間を怖がらせないための苦肉の策だ」


 俺達は現在スイートハウスに帰ってきて旅立つ準備をしている所だ。これから砂漠を超える事になるからな、食料や水はしっかりと用意しておかないと。


 それでゼブラ兄を少しでも本人だと他の人たちに分からせないように特に目立つ頬の裂けをアーシアに治してもらった。これで多少はマシになったかな?


「皆さん、ご飯が出来ましたよー」
「オラぁ!待ってたぜ――――――ッ!!」
「ああ―――――――っ!?」


 小猫ちゃんの言葉にゼブラ兄はテンションを上げて頬を裂いてしまった。


「こら、ゼブラ兄!折角アーシアが治してくれたのに何やってんだよ!」
「うるせぇ飯なんだ!テンションも上がるだろうが!」
「あっ、認めやがった!テンション上がったって事はやっぱり小猫ちゃんの飯が……」
「黙れイッセー!ぶっ殺すぞ!」
「やってみろこの野郎!」


 俺は外に出てゼブラ兄と取っ組み合った。


「はぁ、さっきから喧嘩ばかりね……」
「イッセー君、本当にゼブラさんの事になると負けず嫌いになるのですね。でもそんなところも可愛いですわ?」


 リアスさんは呆れた表情になり朱乃は俺に可愛らしい笑みを見せてくれる。いや自分でも分かってるんだけどどうしてもゼブラ兄には負けたくないって思うんだよなぁ……


―――――――――

――――――

―――


「ふん、お前も強くなったなイッセー。まだ俺と殴り合いが出来る奴がいるなんて嬉しいぜ、退屈しねぇで済むからな」
「あんたこそあの処刑獣を食っていたとはな、通りで強くなってるはずだ」


 食事を終えた俺はゼブラ兄と話をしている。なんとゼブラ兄はあの処刑獣を食っていたというんだ、そりゃ強くもなるわな。


「ただいまー」
「おう、帰ったかティナ。ゼブラ兄の出所はニュースになったみたいだな」
「うん、しっかり伝えておいたよ」


 俺はティナの働いているテレビ局にゼブラ兄の出所の情報を渡すように頼んでおいた。機密事項だが既に情報は漏れていたし親父にも許可は貰ったからな、曖昧な情報より確定してる方が対策も取りやすいだろう。


 因みにここ最近ティナは俺達と一緒に行動していて仕事は良いのか?……と思ってる人もいるかもしれないがそこは大丈夫らしい、これまでの俺達が捕獲してきた食材を独占してニュースにしていいと許可を出しているからな。


 結構な人気があるらしいぞ。


「上司のあの悔しそうな顔ったら最高だったわ。今度皆の独占インタビューさせてよ」
「ま
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