第二幕その三
[8]前話 [2]次話
「このことは」
「そうだよね」
「これからも僕達が努力しないとね」
「先生の為に」
「先生が今以上に幸せになる為に
「是非ね」
「僕は最高に幸せだからね」
またこう言った先生でした。
「これ以上はいいよ」
「何でも果てがないって言ってるのに?」
「それでもなの」
「自分の幸せについてはなんだ」
「そう言うんだ」
「そうだよ、僕はもう満足しているからね」
実際にそうしたお顔で言った先生でした。
「皆とトミーと王子がいて」
「お友達も沢山いて」
「お家もお仕事もある」
「立派なお家でやりがいがあってお給料もいい」
「しかもどんな学問も好きなだけ出来るからだね」
「これ以上の幸せはないよ」
先生としてはです。
「ティータイムも楽しめるしね」
「やれやれだね、じゃあ今からもだね」
王子はここでお部屋の壁の時計を見て言いました。
「三時になるから」
「ティータイムだね」
「楽しむんだね」
「そうさせてもらおうかな」
「今日のティータイムも三段よ」
ダブダブが言ってきました。
「いつも通りね」
「お茶はミルクティーでも和菓子だよ」
ガブガブは嬉しそうに言いました。
「今日のティーセットはね」
「三色団子に羊羹にね」
「お饅頭だよ」
オシツオサレツは二つの頭で言いました。
「お饅頭は黒砂糖を使ってるよ」
「中には黒いこし餡が一杯だよ」
「先生和菓子も好きだしね」
ジップも言ってきました。
「楽しみだよね」
「ミルクティーと和菓子も合うんだよね」
こう言ったのはトートーでした。
「これがね」
「だから今から出すよ」
チーチーは早く食べたい感じです。
「それで皆で食べようね」
「しかし不思議だよね」
こう言ったのはホワイティでした。
「イギリスの紅茶を飲みつつ和菓子を食べるなんて」
「ちょっとないわね」
ポリネシアも言います。
「言われてみれば」
「少なくともイギリスではね」
「考えられないわ」
チープサイドの家族も言います。
「ティーセットのメニューも色々あるけれど」
「和菓子はないからね」
「和菓子だけじゃなくて色々出せるのが日本だからね」
老馬は言いました。
「そこもいいよね」
「そうだね、じゃあ皆で楽しもう」
先生もうって変わって明るく言いました。
「これからね」
「そうしようね」
「三時になったし」
「それじゃあね」
「そうしましょう」
こうお話してでした。
皆でティータイムとなりました、そしてです。
先生はお団子を食べつつこんなことを言いました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ