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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百三十一話 野球勝負? その2
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第三百三十一話 野球勝負? その2
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。

大手芸能事務所AFデクレーションの社長、欠本ユートによる新人アイドルたちへの枕営業の強要。
欠本ユートは、この悪事を世間に公表する条件として、野球勝負を提案してきた。
俺たちの野球チーム『下半身ムラ村田イガーズ』が、大手芸能事務所AFデクレーションがスポンサーを務めるプロ野球チーム『中絶ドラグーンズ』に勝利することができれば、欠本ユートは自らの悪行を世間に告白する。
しかし、俺たち『下半身ムラ村田イガーズ』のメンバーがプロ野球チーム『中絶ドラグーンズ』に敗北した場合は、『下半身ムラ村田イガーズ』のメンバー全員が欠本ユートに『O=お A=え O=お U=う』しなければならないのだ。
実力差があまりにも大きすぎる、この試合、おそらく誰もが『下半身ムラ村田イガーズ』に勝目がないと言うだろう。
しかし、依頼人である秋田さんや、秋田さんの娘、そして実は水虫だった『勃起佐賀69』のメンバー・瀬戸内あんちくしょうや、欠本のせいで心に一生消えない傷を負ったアイドルたちの無念を晴らすために、この野球勝負、絶対に負けるわけにはいかない。
竹田が学生寮から持ってきた資料、美少女野球作品の漫画やDVDから、野球の知識を得た俺たちは、次に、試合に必要不可欠な部員の補充を開始した。
俺たち『下半身ムラ村田イガーズ』のメンバーは現在、俺と竹田と部長と副部長とヨシノの、わずか5人。
試合に必要な人数は、あと4人。
『中絶ドラグーンズ』との野球勝負まで、あと一週間。
ぜってぇに負けらんねぇ戦いがここにあンだわ。
俺はまず、メンバー補充のために、近所の人達から得た情報を元に、都内の土手に向かう。
俺は、都内の土手でホームレス生活をしているらしい元PGS(パブリックガーディアンズ)のメンバーである霧島カイトに話しかける。
そう、霧島カイトは以前、ユメちゃんの一件の際に、俺の断罪剣ライフセイバーから放たれたパブリックブレイカーにより、超能力を失い、超能力者たちで構成されたPGSを退職してしまったのだ。
それに加え、モンスターエリアからのパブリックモンスターたちの人間社会への移民である、就職難は避けられないのだ。
「やぁ!カイト君!元気?」
「お前は山神ムサシ!いったい誰のせいでこんなことになったと思ってるんだ!」
俺にキレ散らかすカイトの周りには白いアヒルが歩いている。
「悔しい...ですよね...?」
「ンめっちゃくっちゃ悔しい...って、やかましいわァッ
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