第一話 集うライダー達その四
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「俺達の前に出て来たのならな」
「だろうな。ドーパメントの次はグリードでな」
「悪霊も出て来たと思ったが」
「今度は女かよ」
「敵が増える一方だ」
「何かよ。このまま増えるとな」
どうなるか。城戸はまた話す。
「そのうちどうにもならないことになるんじゃねえのか?」
「少なくともそうはさせない為にだ」
どうかとだ。秋山はコーヒーを淹れながら話す。
「俺達がいるからな」
「だよな。じゃあとりあえずはな」
どうかとだ。城戸は紅茶を淹れ終わってだ。紅に出してからだ。
そしてだ。また言うのだった。
「その女とも戦うか」
「それでだが」
名護はだ。ここまで聞いてだ。
そのうえでだ。こう登に尋ねた。
「その女は何処に去ったのだ」
「去った場所か」
「そこに案内しなさい」
いささか命令口調でだ。登に言う。
「そうして実際にまた戦えば色々とわかる筈だ」
「だよな。これまでスサノオが関わって外見が人間の奴ってな」
「いなかったからな」
城戸と秋山もだ。このことについて指摘する。そうしてだった。
ここまで話してだ。彼等もだった。
「とりあえず登、いいか?」
「女が去った方に案内してくれ」
「わかった。そこはだ」
何処なのか。彼が言おうとするとだ。
不意にだ。城戸の携帯が鳴った。それで出るとだ。
「おい、今どうしている」
「何だ、乾かよ」
「そうだ、俺だ」
こうだ。乾が彼に携帯で言ってきたのだ。
それでだ。彼が言うことは。
「今草加や三原と一緒に埼玉アリーナの方にいる」
「そこで悪霊が出たのかよ。それともグリードか?」
「いや、女だ」
その言葉を聞いてだ。そこにいた全員がだった。
眉を顰めさせだ。乾の話に注目した。
「女!?」
「まさか」
「片目の白い髪の女だ」
また言う乾だった。
「その女が出て来て今から戦うところだ」
「御前等三人だよな」
「ああ、とりあえずいけると思うがな」
「今からそっち行っていいか?」
女の外見まで聞いてだ。城戸は乾にすぐに言った。
「埼玉アリーナの方にな」
「何かあるのか?」
「ああ、あるんだよ」
あるから行くというのだ。
「だからな。今からな」
「そうだな。女だけじゃない」
ここでだ。さらにだった。
「悪霊まで出て来た」
「悪霊までかよ」
「俺達三人だけじゃ辛いかもな」
乾は冷静に分析して述べた。
「悪霊達も出るとな」
「数はどれだけいるんだ?」
その悪霊の数をだ。城戸は尋ねた。
「一体」
「百、いや二百はいる」
乾はその数についても答えた。
「かなりの数だな」
「わかった。じゃあ今すぐ行く」
城戸は乾に対して即答した。
「ちょっと待っていてくれ」
「女は俺達が相手
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ