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『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる
外法には外法をぶつける話《前編》
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ことを見ている。
「お、おにいさま…おかえりなさい、ませ…。」
「ただいま!!一体何があってこうなったの!?」
モノみたいに扱われたゴッホちゃんは辿々しく言葉を発しながら、なぜこんなことになっているのかを事の経緯を説明してくれる。
そこで分かったのが
「復讐…?」
かつての元マスター、あいつへの復讐という、今この状況からはかけ離れたもの。
「はい…ゴッホが企画しました。」
「ゴッホちゃんが!?」
ゴッホちゃんが考え、お栄ちゃんとアビーにそうさせるように命じた。
その内容とは
「…!!」
微かな声しか発せないゴッホちゃんに耳をよせ、彼女がそっと囁く。
なるほど、そうか。そういう事だったんだ。
「驚いたろ?」
そう言ったのはお栄ちゃん。
「復讐を持ちかけたのはおれサ。ただこんな企画を提案してきたのは紛れもなくごっほ殿本人。嬉々としてこうしませんか?と言われた時はそりゃあ驚いた。」
「……。」
つまり脚本は…ゴッホちゃん。
こんなことをしようだなんて言い出したのは僕だって正直驚きだ。
復讐は何も生まない。
なんて言葉がある。
でも僕はみんなが思ってるほど綺麗な人間でもなければ聖人君子でもない。
あいつに嫌な思いをさせたくないと言えば、それは真っ赤な嘘になる。
「分かったよ。やろっか。」
「…。」
「そう来なくっちゃあナ」とお栄ちゃんが立ち上がる。
あいつに嫌がらせができる。それを僕も同じくらい喜んでるのはお栄ちゃんだ。
ビデオカメラを持ったアビーも喜び、準備に取り掛かる。
「じゃあみんなでやろう!お兄さんへの嫌がらせ!!」
ユゥユゥもやる気。
僕も抱き抱えているゴッホちゃんにやろうという旨を伝えたら、喜んで答えてくれた。
「あいつの嫌がること、どうすればムカつくかは心得てます。外法には外法……お任せ下さい。」
そうして始まる最高の嫌がらせ。
その内容とは…
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