暗躍編 真凛・S・スチュワートという女 後編
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型のヘッドライトが特徴の大型クラシックバイクが、主人の帰りを待ち侘びていたようだ。
チャイナドレスに深く入ったスリットにより、露わにされている白い美脚。そのスラリと伸びた長い脚が素早く振り上げられ、バイクのシートを跨いで行く。蠱惑的なY字を描いていた鼠蹊部と下腹部がシートの上に密着すると、ロングヘアの黒髪がふわりと靡き、爆乳と爆尻がどたぷんっと弾んでいた。
「んんっ……!」
颯爽と跨ったシートを通じて肉体に伝わる、熱いエンジンの鼓動。その獰猛な振動が、そこにぴったりと密着している下腹部と鼠蹊部を通じて、真凛の背筋をゾクゾクと突き抜けて行く。気高く凛々しかった真凛の怜悧な美貌が、恍惚の色に染まる。それはシートに跨り、エンジンを掛け始めてからすぐのことだった。
「あぁ、はぁっ……」
バイクの車体から広がって行くエンジンの熱さが、水で冷えた真凛の肉体をじわじわと暖めていた。彼女が対策室時代から愛用しているこのバイクは、マシンGチェイサーに次ぐ馬力を秘めた「特別製」なのだ。
対策室を去り、特務捜査官の権限を失った今となっては「違法改造車」でしかない、曰く付きのスーパーマシン。そんな代物の車体に積まれている規格外のエンジンは、シートを通じて真凛の下腹部に獰猛な「熱」を伝えている。
「はぁんっ……!」
やがて、天を衝くように迸るエンジンの「熱」。下腹部から脳天に向かって突き抜けて行くような、その熱く逞しい「昂り」に真凛は甘美な声を上げる。ゾクゾクと背筋を走るエンジンの脈動を感じ、彼女はうっとりとした様子で瞼を閉じていた。
真凛の優美な背はくの字に仰け反り、艶かしく開かれた唇から蠱惑的な吐息が漏れて来る。命を預けるに値する、獰猛なまでに逞しいエンジンの躍動。その熱く雄々しい胎動が下腹部に伝わる瞬間、真凛は愛車の鼓動を味わうように引き締まった腰をくねらせていた。
「はぁ、ぁあっ……!」
さらに艶かしく、悩ましい声が溢れ出る。前方に突き出された特大の乳房はどたぷんっと揺れ動き、後方に突き出された安産型の桃尻もぶるんっと弾んでいた。どうやらエンジンの勢いも、「本調子」に達して来たらしい。Gチェイサーに次ぐ加速を引き出せるモンスターマシンは、完全に目醒めたようだ。
「……んっ、ふぅっ……今日も良い調子だわ。その意気で、最後までお願いね」
シートから伝わる熱いエンジンの鼓動。その燃え滾るような熱気が伝播した下腹部に、恍惚の微笑を向ける真凛は、チャイナドレス越しにその箇所を白い指先でそっとなぞっていた。うっとりと細められた双眸は、熱に浮かされたように濡れそぼっている。むわりと汗ばむ白い肉体からは濃厚なフェロモンが匂い立ち、真凛の肢体も愛車と同様に熱を帯び始めていた。
本来の体温が取り
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