二人の処刑人
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イザーUをドリルクラッシャーへ受け流す。
二人の処刑人の武器が、それぞれぶつかり合う。反発し合い、弾かれた二人へ、即座に指輪を発動した。
「よし! 今だ!」
『ビッグ プリーズ』
威力よりも即効性の方が重要な局面。
そう判断したウィザードは、蹴りを巨大化させ、二人の処刑人をステンドグラス両隣の壁まで蹴り飛ばす。ある程度距離が開いたところで、ウィザーソードガンの手を開く。
『フレイム シューティングストライク』
炎の銃弾。起き上がろうとした二人の処刑人に対し、ウィザードはすぐに引き金を引いた。それは二体の処刑人を飲み込み、教会の外まで追い出していく。
だが。
「ぐあっ!」
背後からの斬撃に、ウィザードは倒れ込む。
襲ってきたのは、ディケイド。
「どうした? まだ終わっていないぞ」
そう。敵は処刑人たちだけではない。
洗脳されたディケイドが、ライドブッカーを撫でながらウィザードへ歩み寄っていく。
さらに、ウィザードが開けた穴の近くにはアマダムも控えている。処刑人たちも、シューティングストライクだけでは倒しきれていないだろう。
「これ以上は分が悪すぎる……撤退するしかない!」
そう判断したウィザードは、即動いた。
『ハリケーン プリーズ』
椅子を吹き飛ばす勢いの風を纏いながら、ウィザードはさらにエメラルド最大の魔法を発動する。
『チョーイイネ サンダー サイコー』
雷の魔法が、教会の内部を次々に雷撃。
土煙が教会の内側に充満していく中、ウィザードは緑の風を纏い、入口を通り、教会から飛び去って行った。
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