暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/WizarDragonknight
二人の処刑人
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
イザーUをドリルクラッシャーへ受け流す。
 二人の処刑人の武器が、それぞれぶつかり合う。反発し合い、弾かれた二人へ、即座に指輪を発動した。

「よし! 今だ!」
『ビッグ プリーズ』

 威力よりも即効性の方が重要な局面。
 そう判断したウィザードは、蹴りを巨大化させ、二人の処刑人をステンドグラス両隣の壁まで蹴り飛ばす。ある程度距離が開いたところで、ウィザーソードガンの手を開く。

『フレイム シューティングストライク』

 炎の銃弾。起き上がろうとした二人の処刑人に対し、ウィザードはすぐに引き金を引いた。それは二体の処刑人を飲み込み、教会の外まで追い出していく。
 だが。

「ぐあっ!」

 背後からの斬撃に、ウィザードは倒れ込む。
 襲ってきたのは、ディケイド。

「どうした? まだ終わっていないぞ」

 そう。敵は処刑人たちだけではない。
 洗脳されたディケイドが、ライドブッカーを撫でながらウィザードへ歩み寄っていく。
 さらに、ウィザードが開けた穴の近くにはアマダムも控えている。処刑人たちも、シューティングストライクだけでは倒しきれていないだろう。

「これ以上は分が悪すぎる……撤退するしかない!」

 そう判断したウィザードは、即動いた。

『ハリケーン プリーズ』

 椅子を吹き飛ばす勢いの風を纏いながら、ウィザードはさらにエメラルド最大の魔法を発動する。

『チョーイイネ サンダー サイコー』

 雷の魔法が、教会の内部を次々に雷撃。
 土煙が教会の内側に充満していく中、ウィザードは緑の風を纏い、入口を通り、教会から飛び去って行った。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ