プレリュードその一
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達だけじゃないかしら」
「それがどうかしたの?」
「それで出られるの?」
こう言うのである。
「私達だけで」
「何とかなるんじゃないの?」
ウンディーネに対するフラビージョの言葉は実に適当なものであった。
しかしである。こうした適当なことを言った彼女の前にだ。全身金色の慇懃な態度の男が姿を現してきたのである。それも急にだ。
「やあ、探しましたよ」
「誰、あんた」
フラビージョが彼に対して尋ねる。
「急に出て来たけれど」
「私の名前はロン」
彼は微笑みを絶やさずに名乗った。
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