第一幕その四
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「私ーー最近ーー落語がーー好きーーで」
「それでなのね」
「ご一緒ーーしたいーーです」
「では貴方もね」
「有り難うーーございーーます」
「さて、明日かかし君と樵君が来てくれて」
モジャボロは笑顔で言いました。
「オズマ姫とドロシー嬢を補佐してくれるから」
「それでだね」
魔法使いがモジャボロに応えました。
「私から申し継ぎを受けて」
「そうしてだね」
「うん、それからね」
まさにというのです。
「出発すればいいよ」
「そうだね、あとあの街まで列車で行けるから」
「オズの国のね」
「すぐに行けばいいよ」
その列車を使ってというのです。
「そうしたらね」
「そうだね、それじゃあね」
「一緒にね」
「行く様にしよう」
「あの街にね」
こうもお話します、ですが。
ここで、です。ドロシーはふとこんなことを言いました。
「そう言えば今あの街にリンキティンク王がいるそうよ」
「あの人がですか」
「ええ、あの人もお笑い好きでしょ」
「無類の笑い上戸で」
「それでね」
ナターシャにお話します。
「落語や漫才や新喜劇もね」
「お好きですか」
「あの街にはかつて日本で活躍したお笑いの人もよ」
「大勢おられるんですね」
「そうした街だから」
それでというのです。
「あの人もよく来てね」
「楽しまれてるんですね」
「当然ボボ王子も一緒よ」
リンキティンク王の無二の友人であるこの人もというのです。
「あの人もお笑いが好きになったの」
「リンキティンク王の影響を受けて」
「そうよ、それじゃあね」
「ええ、この度はですね」
「あの人ともね」
「あの街のお笑いを楽しめばいいですね」
「そうしてきたらいいわ」
ドロシーはオズマににこりと笑ってお話しました。
「是非ね」
「わかりました」
「じゃああの人とも一緒に楽しんできます」
「あの街のお笑いを」
「野球も美味しいものも楽しんで」
「満喫してきます」
ナターシャだけでなく五人全員で笑顔で応えました、そうしてです。
アン王女達も加えての旅への出発の準備に入りました、そして翌日かかしと樵が宮殿に来て魔法使いからお仕事の申し継ぎを受けるとでした。
皆列車に乗りに駅に行きます、すぐに線路がお空に出ました。
駅からお空につながるそれを見てでした、かかしは樵に言いました。
「お空を飛ぶ列車というものもね」
「いいよね」
樵はかかしに笑顔で応えました。
「まさにオズの国ならでは」
「そんな感じでね」
「科学と魔法が合わさった」
「実に魅力的なものだよ」
「そうでしょ、オズの国の列車は陸地も進めてね」
開発と施設の中心者の一人でもあるオズマが応えました。
「空中それに水上にね」
「水中
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