第一幕その三
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「彼等が来るのは」
「ええ、それで私に謁見してね」
「それからは自由だね」
「彼女達もね」
「ならね」
「王女達もよ」
是非にというのです。
「今回はね」
「縦縞の街にだね」
「行ってもらいましょう」
「それがいいね、しかしね」
「しかし?」
「いや、あの街のお笑い私も好きなのよ」
オズマは少し残念そうな苦笑いを浮かべて言いました。
「実はね」
「そうだったんだ」
「ええ、だからね」
それでというのです。
「少しね」
「今回あの街に行けないことはだね」
「残念よ」
「また機会があるわ」
ドロシーはバナナを食べつつオズマに彼女の横の席から言いました。
「だからね」
「特になのね」
「ええ、また行けるから」
「残念に思わないで」
「そうしてね」
それでというのです。
「その時を楽しみに待てばいいのよ」
「他の楽しみを満喫しながらよね」
「そうよ、そうしたらいいわ」
「そうね」
オズマも言われて頷きました。
「それじゃあね」
「そうするわね」
「ドロシーの言う通りにね」
「それではね」
笑顔で、でした。
オズマは頷きその機会を他の楽しみを満喫することにしました、そうしてです。
皆で楽しく朝ご飯を食べた後でアン=アンヤコレヤ王女とカエルマンそれにクッキーの来訪を受けました。
そうして彼等のオズマへの謁見が終わるとです。
オズマはナターシャ達とお話したことを彼等にもお話しました、するとカエルマンは目を輝かせて言いました。
「いいね、実は私はあの街の野球チームが大好きなのだよ」
「あら、そうだったの」
「あんな絵になるチームはないよ」
オズマにその目でお話します。
「何があってもそうだし華があってね」
「素敵なチームだからなのね」
「大好きなんだ、愛していると言ってもいいよ」
こうまで言うのでした。
「お笑いに美味しいものもいいけれど」
「あの野球チームがなのね」
「大好きだよ、あのチームの試合を観られるなら」
それならというのです。
「私も是非だよ」
「あの街に行きたいのね」
「うん、喜んでね」
「あの街の飲みもので素敵なものがありますよね」
クッキーは謙虚な物腰で言ってきました。
「みっくちゅじゅーちゅが」
「あのジュースね」
「はい、私は最近あのジュースが好きでして」
「だからなのね」
「私も行けるなら」
それならというのです。
「是非」
「では貴女もね」
「あの街の賑やかさは何とも言えないから」
それでとです、アン王女も言ってきました。
「よかったら私もね」
「ええ、それではね」
「ご一緒させてもらうわ」
「それではね」
「あのーーです」
これまで黙っていたチクタクが言ってき
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