第一幕その二
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「そうしてね」
「お笑いを観たいのね」
「それであそこの美味しいものもだよ」
こちらもというのです。
「楽しみたいと思っていたんだ」
「そうだったのね」
「蟹に河豚にたこ焼きにハリハリ鍋に」
魔法使いは笑顔で言っていきます。
「お好み焼きに串カツに」
「あの街は美味しいもの一杯あるのよね」
「ホルモンもいいしきつねうどんもね」
「あのおうどん美味しいわね」
「立って食べる豚骨ラーメンもいいしカレーだってね」
「そうそう、あの街のカレーはとても面白いわ」
ドロシーは笑顔で応えました。
「最初からご飯とルーが混ざってあって」
「あれが美味しいんだよね」
「そうなのよね」
「二つ出て来る善哉もいいし」
魔法使いはさらに言いました。
「ご飯の中に鰻がある鰻丼もあるし」
「あれも美味しいわね」
「関東煮というおでんもあって」
「私焼きそばも好きよ」
「あれもいいね、じゃあね」
「あの街に行くことになったら」
「私も行きたいよ、そういえばね」
ここで魔法使いはこうも言いました。
「私は最近ナターシャ嬢達と一緒に冒険に出ていないね」
「そうでしたね」
言われてみればとです、ナターシャも応えました。
「ここ暫くは」
「だからね」
「若しあの街に行くなら」
「私が同行していいかな」
「宜しくお願いします」
ナターシャも他の四人も笑顔で応えました。
「その時は」
「こちらこそね、ではこれから本当に行くかどうか」
「そのことをですね」
「決めようね」
「お話してですね」
「そうしよう」
笑顔でお話してでした、皆で実際に行くかどうか朝ご飯を食べつつお話をはじめました。その中で、でした。
オズマがです、自分の席からトーストにバターをたっぷりと塗ってとても美味しそうに食べながら言いました。
「実はアン王女とカエルマン氏とクッキー嬢がもう少ししたらこちらに来てくれるの」
「そうなの」
「ええ、親善にね。けれどね」
それでもというのです。
「私への挨拶が終わったら自由時間だから」
「それでなのね」
「ええ、あの娘達にもね」
こうドロシーにお話するのでした。
「あの街を紹介する意味も込めて」
「一緒になのね」
「行ったらどうかしら」
「そうね、私とオズマはね」
「今回は手を離せないお仕事があるわ」
「だからね」
それでというのです。
「残念だけれど」
「冒険には行けないわ」
「そうよね」
「けれどね」
「魔法使いさんが一緒だとね」
「安心出来るわ、では皆でね」
アン王女達が都に来てからというのです。
「彼等も誘って」
「そのうえでね」
「行くといいわね」
「そうしたらね」
「確か今朝だったね」
モジャボロは大好きな林檎
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